…というわけで
CANTAライブ参戦前後どたばたコメディレポート


魔人倶楽部からDMで今回のツアー「向こうで会いましょう」を知ったのですが、
私の潜伏先(謎)からだと大阪が一番近いんですよね。
しかし平日だったので仕事の休みが取れないだろうと判断し、
仕事休まなくても余裕で行ける日はないかなと思ったら、
ツアーファイナルの新宿が盆休み真っ最中の土曜日だったので
「じゃ新宿行っちゃえ」と安易に決めてしまったのです。
後先考えずに無謀です。
もちろんムリヤリ計画を立てたので、一番安く済む交通手段で行くことにしたわけです。
そうまでして行きたかったんです(キッパリ)。


盆休みということは…そう、世間は帰省ラッシュの真っ只中。

飛行機も新幹線もいわゆる繁忙期ってヤツですな。
そんな中私は一般的に言うところ帰省の逆コースだから関係ねぇやと高をくくっておりました。
しかし高速バスというとってもリーズナブルな交通手段だったので、
その勝手な思い込みがその後自分を振り回すことになろうとは誰が予想したのでしょう。


今回私は大阪から昼バスを使って東京に行くわけですが、
願わくば始発のバスで行きたかったものの、
私の住処からだとどんなに急いでも、始発の時間までには大阪に行くことができないんですね。
よって始発の次のバスで行くことにしたんです。
それでも到着は東京駅八重洲口には15:24、
お世話になるホテルのチェックインは17:00→ライブの開場時間である18:00には
余裕で間に合うように考えていたのですヨ。
う〜ん我ながら完璧な旅計画とまでうぬぼれていたこともこの際だから白状しちゃいましょう(ごーん)。


当サイトの日記でも書いたように、
盆休み真っ最中だと安心してライブ遠征計画をしたのによりによって前日まで仕事が入ってしまい、
出発の準備もロクにできないまま時間だけが流れていきました。
結局睡眠時間削って慌てて出発の準備をしたので2時間くらいしか寝ることができませんでした。
でもまぁ寝不足なら高速バスでイヤでも寝られるだろうと思ってはいました。
思えばこの時点で既に計画通りに行ってない気がするなぁ(苦笑)。


また電車や飛行機と違ってバスってモンは

到着予定時間が全く読めないと言う危険があった

のだということをワタクシ計算に入れるのを忘れておりました。
予定きっかりに大阪駅桜橋口を出発したバスは、
さほど大きな時間のずれもなく高速道路に乗ったと思いきや、のっけからノロノロ走行。
おいここは高速じゃねぇのか思っていたら、いきなり渋滞してます。
よくよく考えたら(イヤ考えなくても)大阪もりっぱな大都会なんだから、
大阪から帰省する人々もいるんだというわけです(当たり前です)。
つまりは早速その渋滞にハマってしまい、「予定より50分遅れて運行しております」だと。
オイオイいきなり前途多難だよ〜。

「でも予定では夕方4時までに東京着くんだから、1時間くらい遅れてもまぁ何とかなるでしょう」
とこの期に及んでワタクシまだまだ余裕ぶっこいてました。

とーこーろーがーこういうときに限って起こりうる事件が。
何かまたバスが進まねぇな〜と思ったら

「ただいま事故のため○○〜××間で△△キロの渋滞が…」

と運転手さんのアナウンスが。
コラーこんな大変なときに事故るんじゃねえぇ!と自分勝手な逆ギレをしたのは私だけではないはずです。
いやはや、さすがの私も焦りました。

まぁそんなわけで、バスで爆睡こいたときに備えて、
携帯のアラームを到着予定時間である15:24にセットしていたんですが、
アラーム鳴っても(マナーモードだけどね)そこはまだ静岡でした。
「ここから東京まであと何時間かかるんだろ…」と思っていたところにさらなる追い討ちが。
とあるパーキングエリアにて休憩中、運転手さんがプリントを配りに客席に来ました。何でも

「この先でまた事故があったため渋滞していて、
東京には何時に着くのかわからない」


と言うのです。こればかりはもう

「それじゃ下手すると今日のライブ、
開場時間どころか
開演時間もヤバイのでは???

とワタクシ顔面蒼白でした。
今回ほとんどCANTAのライブのためだけに東京行って帰る計画だから、
開演に間に合わなかったら何しに行くんだかわかりません。
え?だってせっかく行くんだからやっぱり最初から見たいじゃないスか〜。

そこで運転手さん曰く、
「これから東京方面へ行かれる方でお急ぎの方は、
東名(高速)江田(停留所)で途中下車していただいて、
そこから歩いて駅に行って電車で移動していただいた方が早いかも知れない」
とのこと。突然のことで仮に途中下車したところで
ライブの開演時間に間に合うと言う保証はなかったけど、
間違いなかったのは

このままバスに乗っていたら確実に間に合わないだろう

ということで、悩むことなく私は
運転手さんからプリント(東名江田の停留所から最寄の駅までの地図が載っていた)をもらい、途中下車を決意。
また私は普段メガネかけてますがライブのときはワンデータイプの使い捨てコンタクトレンズを使います。
当初ホテルについてからコンタクト入れるつもりでしたが、
時間が読めない以上コンタクトだけはどうしても入れておこうと思い、

無謀にも動くバスの中でコンタクト入れてました。

皆さん、大変危険ですので決して真似しないで下さい。

そんな感じでちょっと目に違和感を感じつつ(オイオイ^^;)、
時刻にして16:40に東名江田にて下車したわけです。


どう頑張ってもチェックイン時間には間に合わないため、
バスを降りて歩きながら携帯でホテルに
「スミマセン到着時間より遅れます〜」
と電話して、競歩の選手さながらの猛スピードで歩いて
最寄り駅であります東急田園都市線あざみ野駅へ向かい、まずは渋谷へ。
んで、JR山手線に乗り換えてやっとこさ新宿に到着して
これまた競歩状態で歩いて(途中からは小走りだったかも)どうにかチェックイン。


もちろん本気で急げば、小荷物だけ持ってすぐにLOFTに向かうことで
開場時間にも間に合ったとは思います。
が、9時間もバスに揺られ、
ただでさえ寝不足なのにバスの中ですらほとんど寝られなかった
+渋滞→遅延による焦燥疲れで神経張り詰めっぱなしだったので、
どうしても一度身体を休めないと死ぬわと思ったのでした。
反面「開場時間には間に合わなくても開演時間にさえ間に合うなら」ということもあり、
チェックインした後一旦私は半分死んでました。
一回ここで休んでおかないと、CANTAのライブでは体力持たないし、
レポを書く前提でメモ帳持参だったから、もともとあまり前で見る予定ではなかったのもあります。


よって整理番号が全く役に立たなかったのはこういうことだったわけです。


とは言え今回本当に完全単独行動で良かったとも思いました。
これが誰かと一緒で、私が全て計画したとすれば、
相手を巻き込んでいたわけですから申し訳ないんですもの。
ライブ自体はレポのとおりすごく楽しめましたが、
もう少し余韻に浸りたかったものの場所が場所だけにあまり女一人が彷徨えるところでもなく、
コンビニで食い物だけ買ってとっととホテルに戻ったのでありました。


すぐに寝たいほど疲れてはいたものの記憶が鮮やかなうちに殴り書きでレポートの下書きを作り、
死んだように眠って翌朝、何やら水の滴る音で目が覚めました。
窓の外を見ると、CANTAのツアーが終わるのを待ちかねたように、
朝っぱらから雨降ってました。
しかも外出たら少し肌寒くて、
もしかしてツアーと一緒に連続真夏日も昨日で終わりですかい?と思いました。


さすがに今度はバスの中でよく眠れるだろうと少し安心して、
高速に乗ったところでうとうとしていたら、
時代を逸脱したような古臭い軍歌みたいな音楽が爆音で流れています。

見ると右翼の車が騒音まき散らして走ってました

よく考えてみたらこの日は8月15日、終戦記念日だから多分その関係だろうと。
いくら前日ライブで爆音聞いた身分でも、軍歌の爆音を高速の上で聞きたかないですな。
加えてワタクシの安眠を妨害されるのはいただけません。
人が余韻に浸っとるのに全く困ったもんです。
と、普通ならせっかくの余韻を壊すなーと怒り狂うところで終わるのでしょうけど、
こういう時って自分でサイト持っててよかったと思います。
体のいいネタだネタ。けっけっけ。

 
お疲れ様でした。
本当にここまで読んでくれてありがとうございました(^^)/~~。