20050423へ戻る  060513へ進む

CANTA 夏ツアー '05
『”のんほも、もう一本!”〜大山けんか道〜』
2005.7.10(SUN) at OSAKA MUSE


 夏の暑さ以上に「灼熱」を覚悟で行ってきました、今年もう一本のCANTAライブ。約1ヵ月半くらい前に1度行っているはずのMUSEへの道を間違えつつ(オイ)、今回は今まで行ったCANTAのライブの中では一番整理番号がよかったのです。当初はそれでもレポ用のメモのことや、腰を痛めてしまったこともあり整番無視して後ろで見ようかとも考えたんですが、こんな機会はもうないかも知れない!とあっさりLUKEさんサイドの前から3列目くらいで見てました(何なんだお前…)。よって今回はそれまでは知らなかったいろんな発見を踏まえて、ちょっと今までのCANTAレポとは違った視点でお届けしたいと思います。…ま、ある意味では別名「バカの一つ覚えレポ」なんですけどね(^^ゞ)。「お前そこ違うよ!」ってのがあったら引き続き(オイ)ツッコミお待ちしてます。

 さて今回17:30開場、18:00開演予定なんですけれども、ワタクシの腕時計で17:46、何やらラジオ番組でも始まりそうな感じのナレーション(?)が。と思ったら「CANTA RADIO」と題された…何て言うのかな、前説じゃなく前フリじゃなく、開演を待つ会場にいきなりラジオ番組が始まったのであります(笑)。もちろんおしゃべりはCANTAのお三方。MASAKIさんが大阪のご出身だという話や、雷電さんが洗髪の度にシャンプーが目に入って目が真っ赤になると言う話もあり、ライブ直前だってことを忘れてしまうくらいのノリで番組(笑)は進んでいきます。ご丁寧に曲もかかっていて、CANTAライブ前なのに何故か小泉今日子さんの「優しい雨」がかかったり(爆笑)。あとはプログレ曲もかかってました。「マゼラン」っていうアメリカのプログレバンドだって言ってたと思います。


 そして開演予定時間をちょっぴり過ぎてる18:10、LUKEさん、雷電さん、MASAKIさんの順に登場です。1曲目は「The World Is Mine?」。この時のLUKEさんのギターはメインのギャラクシー(黒のラメ)。やっと至近距離で見ることができたので気づいたことが、ネックの指板がメイプル(白っぽい)でピックアップはハムバッキング×3でした(ハム2シングル1と思ったら違ってました、失礼!)。アンプはもちろんマーシャルで、2台あるうち1台がステージ上手にいらっしゃいますおなじみローディーの森永さんに向けられております。その森永さんの手元にはMacが(笑)。MASAKIさんは黄色のベース、フレットには何と漢数字で番号がふってありました!これは後ろから見たときはそこまで気がつかなかったので、ワタクシ個人的には新しい発見だったのでした。アンプは確かアンペグだったと思います。雷電さんのドラムセットは1バス1タム1フロア、シンバルはライド1クラッシュ2、あとステージに向かって左奥にチャイナシンバルが見えた気が。こんなんいちいちメモ取りながらライブ参戦するワタクシ(^^ゞ)。続いては「悲しき絆創膏」「Romantic Warrior」へ。


 LUKEさんの開口一番は、「こんばんは、CANTAです!」我々も声援で応えます。続けて「…暑っっ!!」でした(爆笑)。ただでさえ熱いCANTAライブなのに、7月だから余計に暑いですもんね。今回CANTAがツアー回るのはこれが今年最後ということで…そうなんです、まぁ冬にいろいろございますからね〜。

 あ、それとこの日の皆さんの服装ですが、LUKEさんがピッタピタのネットTシャツにかなりローライズな縞模様のパンツだったかと。時折客席側に背中を向けるLUKEさんのナマ腰(爆笑)が見えるたびにうらめし…いやうらやましかったです、くびれが(涙)。それとLUKEさん、ギターのチューニングをしながらMCしてましたね。足元にチューナーがあったものと思われます。MASAKIさんはランニングっぽいノースリーブのシャツでしたが、色は…どうだっけ(オイ)。白だったかな。あれ?で、雷電さんはやはり上半身裸に下はハーフパンツです。


 「ところでヘヴィメタは好きかい?」とLUKEさん。「リフが大事なんだよね」とギターでリフを刻み、MASAKIさんも雷電さんも徐々に参加して何やらヘヴィな曲が始まります。おおっ、これは何の曲だろう?そしておもむろに歌い始めたLUKEさん、「…知らないよ歌!日本語で歌えよロバート!」と途中で曲止まっちゃいまして会場は大爆笑!ロバートさんってのがどこの何というバンドのVo.なのかはちょっとわかんなかったんですが、ツェッペリンのVo.ロバート・プラントと判明しました(屍竜さん情報ありがとうございます!)。「ヘヴィメタといえばこんなリフもありますよ」とMASAKIさんがベースを弾き始めたんですが、あれ?演奏は始まりません。「…誰もついてこねぇよ!」と寂しそうに叫ぶMASAKIさん(会場さらに大爆笑)。何のバンドだったか…これまたちょっとわかりません(アイアン・メイデンだったらしい…これも屍竜さんありがとうです!)。で、またリフの話に戻り、「CANTAもヘヴィメタな曲があるので、それをやってみようかなと思います」と始まったのは…新曲「Pleasure Dome」ですね。タイトル自信なかったのでリストには新曲って書いていましたが、魔人倶楽部からの会報でやっと曲名が判明しました♪そのまま「Survival&Revival」へ。MASAKIさんのチョッパープレイが炸裂です。そしてLUKEさんはソロのところでワウペダル使ってたと思います。


 ここでLUKEさんのギターがギャラクシーからサンバースト(外側が黒で内側がブラウン)のギターへ持ち替えました。指板はローズウッド(色は濃い茶色)でピックアップはギャラクシーと同じ…だったよな?(既に自信ナシ)。恐らくこれはサブギターだったと思われます。あと何フレットか忘れましたがネックにカポタストがついておりました。ところでMASAKIさんのマイクスタンドに、ミニチュアの白い扇風機がぶら下がっているのですが、ステージングの最中にその扇風機君がスタンドにコンコン当たっていて、その音がドラム横のモニタースピーカーから聞こえてきていたそうです。ドラム叩いている間、ずっとその音が気になっていたという雷電さん、とても繊細な耳をお持ちです。また「その音を(MASAKIさんかLUKEさんの)どっちかの機材トラブルじゃないか?と人を思いやる気持ち」とコメントしていたLUKEさん。


 「ニッポンの夏を歌います」と始まりましたは「Beautiful」。そしてMASAKIさんのベースが赤へ、LUKEさんのギターは再びメインのギャラクシー、こちらもカポタストがついてたような。雷電さんはクリック音(言ってみればシーケンサーのカウント)を聞くためにヘッドフォンをします。そしてそのシーケンサーによるピアノのアルペジオで始まった「ずっとずっと」。この曲はCDでは聞き流していただけですが(コラコラコラー!)、切々と歌うLUKEさんの声が何かじ〜んと心に染みてきましたです。ああやっぱLUKEさんの歌声好きだなぁって思いました。ソロでは金属製のスライダー(「JetSlide」と言うそうです、Misalyさんありがとうございます!)を用いたスライド奏法(ボトルネック奏法)も聞けました。続いては「Everyday」です。そういえばこの時気づいたんですが、ドラムセットってタム(バスドラの上にある小さいタイコ)が2つあるのが一般的だと思ってたんですが、雷電さんの場合1つのタムを連打してるんですよね。それでタムが2つあるのとあまり変わらないように感じていたので、今回比較的近いところでドラムセットを見たとき「あれ?タム1個やっけ?」と一人で勝手に驚いておりましたです。あと聞いた話ですが、雷電さんの叩いたシンバルをMASAKIさんが止めに行く(ミュート)という動きもあったとか。


 それでは後半戦に突入いたします。MASAKIさんのベースが黄色に変わり、まずは「Fly!」、皆の手拍子で始まります「108」、皆で「1、2、3、4、Goー!」とカウントしました「ライブハウスにて」、おなじみ「J.A.P.A.N.AND I」があります「日本と私」と全員参加型の曲が続きます。「ライブハウスにて」は、とにかく暴れないつもりで望んだ私でしたが、控えめにしたとは言えついつい暴れてしまいました。「日本と私」は…ワタクシ毎回うまく行かないんですよねぇ(苦笑)。これは過去のCANTAレポもあわせてお読みいただいたらニュアンス伝わると思います。「…AND I!」で「(上から)吊られる感じ」というお達しの元、我々女性は「その筆はくすぐったいだけだから」…どういう話の流れで筆が出てきたのかは聞かないで下さい(^^;)。「ごめんねぇ、今日初めてCANTAに来た人、普段はこんなんじゃないから」というLUKEさんに、速攻でブーイングが(爆笑)。さすが大阪、ツッコミ早っっ!一方MASAKIさんもネタ(?)を用意してきており、「今リンスしてただけだからー!」でした。どういう流れでリンスが出てきたかは聞かないでください(逃亡)。雷電さんは「J.A.P.A.N AND アイ〜ン!」をやってくれました。

 そして「Happy Birthday To You!」へヴォルテージは最高潮へ。ギターソロではLUKEさんのタッピング、MASAKIさんのハイ・ポジションでの鮮やかなベースソロ(こちらもタッピング)。長い長い演奏時間に腰痛持ちは少々辛いもんがありました(泣笑)。

 でもまだまだ終われませんよね!会場からは手拍子と「アンコール!」、あと「もう一本!」コールもありましたね。私は手拍子くらいはしたけど「アンコール」って叫ぶと腰に来るので…(苦笑)。

 さてアンコールではLUKEさん、MASAKIさん、雷電さんの順に登場。LUKEさんはギャラクシー、MASAKIさんは黄色のベース、雷電さんはヘッドフォンをして、「Irritation」へ。続いて「Tonight3」。ここでギターがトラブって、急遽サブのギターに持ち替え、その間森永さんがギャラクシーを預かり弦の交換をてきぱきとやっております(下から2番目の弦が切れたように見えました)。演奏中、一部の方はきっと森永さんに熱い声援のまなざしを送っていたことでしょう。しっかし演奏が終わるまでに手際よく弦の交換をやってしまうあでやかさ、素晴らしいです。


 アンコール2回目。何やらステージ上にバスドラとタム(コンガ?)と取ってつけたような(オイ)三日月形のタンバリンだけのシンプルなセットと、座る部分の高さが変えられるタイプの折りたたみ椅子が用意されております。おお、アコースティックな雰囲気です。やがて雷電さん、LUKEさん、MASAKIさんの順に再登場。LUKEさんはTakamineの黒いエレクトリックアコースティックギター、カポタストが2フレット目につけられております
(カポの位置が確認できたのはここだけでした…)。MASAKIさんはグレーのベースで、見るとフレットレスベースのようです。LUKEさんがチューニングしてるのか何か弾こうとしてるのかわからないまましばし音を出していて、雷電さんがずっとLUKEさんの方を見ながらタムを叩いており、MASAKIさんもそれとな〜く合わせてベースを弾いております。…実は何かの曲をやってるのではなく、いわばジャムセッション状態だったのでした。思えばず〜っと雷電さんは「いつ曲が始まるのかな?」って顔でずーっとLUKEさんの顔見てたし、ギターの音を一生懸命聞いていたんですよ。ここでも雷電さんの気配り精神が(^^)。一方おかまいナシに1人でもくもくギター弾いてたLUKEさん。途中で会場からも笑い声が。面白かったので私の独断と判断でセットリストに加えております(笑)。

 改めまして曲は「愛の夏」です。この曲の間も雷電さんは手元は一切見ずにずっとLUKEさんを見ながら叩いておりましたよ。曲の後にLUKEさん、「アコースティックっていいね。声がよく聞こえるから上手くなった気がする(笑)」とコメントしておりました。

 アコースティックライブ空間から一転して、LUKEさんはギャラクシー、MASAKIさんは黄色のベースに持ち替え、「Good Morning, Wild Times!」…で再びメインがトラブル発生、サブのギターで何とか演奏を続けております。今度は別の弦が切れたんだったかな。いずれにしてもまた手際のいい森永さんに拍手!!この辺で既に前の方は人口密度が急激に高くなっていた気がします。ラストは「ア ソング フォー ジ アダルト」。何とか最後の最後もメインギターに頑張っていただきたいLUKEさん。ここでは最後の掛け合いで、前から7〜8列くらい(推定)は満員電車よろしく真っ直ぐ立てない状態になっていたと思います。腰痛持ちとしては…真っ直ぐ立てないけど人に寄りかかった状態だったので、意外にそのぎゅーぎゅー詰めはそんなにきつくなかったです…腰にはね(^^;)。LUKEさんとMASAKIさんに触ることができました!しかもLUKEさん、足元のモニターに弦こすりつけたり、ギターを客席前方に手渡したりで、同時に森永さんの青ざめた表情も見逃せませんでした(苦笑)。お客さんの頭上をゆっくり泳ぐギャラクシーの行方をハラハラと見つめる森永さん、それとは裏腹にボディーの下の方に触りましたが、森永さんの表情も気になるので弦やペグには触れないようにしてました(ってか一度触れただけでもう感無量です)。やがてギャラクシーは森永さんの方へゆっくり移動していきましたです。今までだったら絶対に実現不可能だったことなので、いい思い出がまた一つ増えました。


 もしかしたら、この日がワタクシkaedeの最後のヘドバンの日になるかも知れません(苦笑)。

 後日談:結局そうならなかったのは言うまでもない^^;

SET LIST

CANTA RADIO(…ある意味SE?)


The World Is Mine?
悲しき絆創膏
Romantic Warrior

MC

Pleasure Dome(新曲)
Survival&Revival

MC

Beautiful
ずっとずっと
Everyday

MC

Fly!
108
ライブハウスにて
日本と私
Happy Birthday To You!


en.1

Irritation
Tonight3


en.2

Jam Session
(多分…)
愛の夏
Good Morning, Wild Times!
ア ソング フォー ジ アダルト


20050423へ戻る  20060513へ進む