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梅雨CANTA'07
『疾走する脹脛〜泥はね上等〜TOUR』
2007.6.16(SAT) at OSAKA MUSE


  ニューアルバム「流星と春の嵐」を引っさげてのCANTAツアーです。しかしながら毎回首を傾げてしまうようなツアータイトルだと思うのは私だけではないでしょう^^;。ちなみにチケット見るまでツアータイトル知らなかったことも暴露しておきます。しかし「春CANTA」とか「秋CANTA」通り越して「梅雨CANTA」とは…某携帯会社のCMじゃないけど予想外だった(ぶは)。
 よりによって「もう何回目だと思ってんだ」と自分に言い聞かせつつもやっぱりMUSEへの道を間違えました(号泣)。いい加減に目印の建物や看板などの特徴は頭に入れておきたいものです(苦笑)。あの京都みたいな碁盤状の地理は私では何ともならないんだよー(ってものすごい屁理屈)

 …で、一応開演時間前にはMUSE前に到着したんですが、まだ時間もあるしってことで近くの喫茶店でお茶しておしゃべりに夢中になってしまって開演時間に間に合わず遅刻と言う史上初のボケをかましてしまいました。さらに私の大ボケにより害を被ってしまったyudyさん、本当にごめんなさいm(_ _;)m。


 というわけで会場に入ったのは開演予定時間を見事に過ぎた18:20、既に1曲目始まってました(自爆)。えーとこれは聞いたことない曲だから多分アルバムの曲だな、よーし後で誰かに聞こう!とすでに他力本願モードkaedeだったのでした。だけど念のため手がかりはメモしておきましたからね〜^^;。そんな感じで1曲目は「1400km/h」でした。確か地球の自転の速度らしいですね、それも日本付近がこの速度で回ってるっていうことで。1時間に1400kmって…スケール大きすぎて想像つかないわ。またそんなテーマを掲げるLUKEさんはやはりタダ者ではありませぬ(意味不明)。
 続いては勢いそのままに「The World Is Mine?」へ。時折人の頭の間を縫ってキリンみたく首を伸ばしながら、何とかステージの上の状況を確認してみましたが、見えないものは見えないと途中から開き直り、今日はライブを見に来たというより聞きに来たって感じでレポートを進めていきたいと思います(思うな)。確認できたのは、今回のステージ衣装はニューアルバムのジャケでも着ていた衣装かな?ってこと。LUKEさんもMASAKIさんも白い上着(MASAKIさんは中に赤いTシャツ着てました)で、珍しいと思ったのはいつもなら上半身裸でドラム叩いている雷電さんが、今日は白のランニングシャツを着ていたってこと。それがアルバムのジャケットに写ってるものと同じかどうかは…目が悪いのでそこまではわかりませんでした。それとステージ後方にはCANTAのでっかいロゴがありました。あと、密かにウワサに聞いていましたが、MASAKIさんのところのマイクスタンド!何故か上からマイクが降りてきてるんですよ!!これについてはまたのちほど。

 大阪に来るとまずたこ焼きを食いに行く、とおっしゃるLUKEさん。何かいろんなソースの種類があるって言っていたな。その後麺類が欲しくなる、とも。

 それでは曲へいきましょう、LUKEさん曰く「大変な曲」だそうです「Monster」。前ノリって表現が正しいかわかんないけど、そういう印象を受けました。またLUKEさんのギターのピッキングが何かすさまじかったのも記憶に残ってます。そして「お願い・ロック」へ。歌詞見て謎が1つ解けたのが、お客さんから「王子〜!」コールが上がっていた理由。歌詞に「王子キャラ」ってありました^^;。曲の方ですがリズム隊冴えまくりで、ベタだけどカッコイイロック!って感じです。ソロのところではベースが歌ってるし、ギターは叫んでるし(わかるかなぁこのニュアンス)。そのまま「Good Morning, Wild Times!」です。あれ?でもMASAKIさん、イントロでベース弾いてないでツアーグッズのタオルで背中を洗うポーズしてたように見えましたけど??気のせいですか????そして雰囲気をガラリと変えて、1stアルバムからのセルフカバーでニューアルバムにも収録されております「Irritation」。イントロのところでギターのコード違って聞こえたのはこれまた気のせいですか??

 この日はとてもいい天気に恵まれましたが、確かMASAKIさんが雨男ってことで、去年の私が行ったCANTAライブは雨でした。すがすがしいくらいに見事な快晴ですが、「でも夕立ち降るかも知んないよ?帰りにカサ買って帰ってね♪」と意味ありげにLUKEさん。よく聞いてみるとどうやらツアーグッズにカサがあるようですね。持ち手の部分にボタンがあったみたいですが、私は先日晴雨兼用折りたたみ傘買ったばかりなので残念ながら買ってません。ちょっと興味はあったんだけどな〜…うー残念。

 タイトルに飲み物の名前がある、と紹介されて始まりますのはニューアルバム内の唯一のバラード「ココア」です。余談ですが上記の喫茶店で紅茶飲むかココア飲むか迷った挙句紅茶にしたんですが、ココアにすればよかったとどーでもいいことを一瞬考えていたワタクシ(苦笑)。普段コーヒーばっか飲んでるくせに珍しく…ってそれもどーでもいいか^^;。おいといて、次もバラード「Everyday」。私なりに思うCANTAのバラードは、曲調の優しさとは裏腹に歌詞が重たいっていうイメージがあります。おそらくLUKEさんでなければ考え付かないような、それはそれは重たい詞の世界が繰り広げられます。詞に専念しながら曲を聞くと、その言葉のひとつひとつの重さが実感できると思いました。てなことをしみじみ感じていたら、次はこれまた雰囲気かわってダークでヘヴィな「Adieu!」。曲は激しいんだけどさよならがテーマだけに、詞はやっぱり重たいんだなと妙に冷静に曲聞いてた自分がいました。何でそんなに冷静になったのかよくわかんないんだけどね。

 ここでも「篁王子様かっこいー!」の声が(笑)。…お、王子キャラなんだよね^^;。さてさて先ほど少し触れましたマイクスタンドについてのお話がMASAKIさんから。何とドラムメーカーのTAMA製なんだそうです。ドラムのイメージしかなかったけど、マイクスタンドも手がけてるんですってね〜知らなかったなぁ。しかもこのスタンド、マイクの少し上が何と可動式で、しかもぐにって曲がるんです(MASAKIさんは「蛇腹」って表現してましたが)。高さ等微妙な位置調整ができるとはあなどれません!ってかマイクが上からぶら下がってること自体すでに常識破りってのがすごいよね。後ろを振り返りながら「雷電さん、うらやましいでしょ?(得意げ)…あ。そうでもない?(苦笑)」とMASAKIさん。さらにMASAKIさん、東急ハンズで買ってきたという数々の品を何故かココでお披露目。それは靴べら、中華料理用(しかも多分業務用かと)お玉、あと…紫の房のついた十手。LUKEさんが「紫の房って(身分が)上なんだよ。銭形平次は赤でしょ?だから○○(ウロ覚え)は平次より偉いんだよ」とかなりマニアックな話までしてました。で、この衝動買いにしか見えないブツを何に使うのかと言うと…ボトルネック奏法の応用、と言ったところらしいです。極端な話何でもいいから物を弦にこすり合わせて独特の音色を出すのがボトルネック奏法ですが(元はビンの細いところ=ボトルネックを使ってたのが始まりだからボトルネック奏法って言うそうです)、それをベーシストがやるのも珍しいと思いつつ、だからって靴べらとかお玉とか十手って……。ちなみに雷電さんがお玉でフロアかスネアタム叩いてみてた気がします(爆笑)。聞いたこともないおかしな重低音が響き渡ってました。

 それでは後半戦、悔いのないようにいこうってことで「悔いのないような曲」と言われて始まったのは「春の嵐」。これは比較的CANTAらしい曲だなって思いました。続いて皆で手拍子しましょう「108」。LUKEさんが頭の後ろでソロ弾くシーンもあったと思います(一瞬見えただけなので確信ないんだけどね)。そのまま「Fly!」へ。MASAKIさんがベーシストの域を超越したあでやかなタッピングを披露しておりました。やっぱりMASAKIさんもタダ者ではありません。そして「Hello!」ではAメロの「♪Hello」のところで本当に「ハロー!」って挨拶する時の手の動きを皆でやってました。本編ラストの「SHINE」ではMASAKIさんがボトルネック奏法ならぬ「お玉奏法」をやっていた様子。人の頭で見えなかったので憶測ですが。てことはどっかで「靴べら奏法」「十手奏法」もあったってことなんだよね??


 アンコール1曲目はおなじみ「Tonight3」、確かMASAKIさんのベースが赤だったと思います。続いてもはやライブでは欠かせないでしょう「Happy Birthday To You!」。最初の方でリズムがずれたらしく一旦曲が途中で止まってしまって、気を取り直して再スタートした気がします。ここではLUKEさんのギターはサブのサンバーストで、MASAKIさんのベースは緑でした。ベースソロのところではハイポジションのところ押さえてるフレーズが多くてだんだんベースがベースに聞こえなくなってくるので、いつもライブ見て思うけど凄まじすぎるよこの人^^;。


 アンコール2回目。その前にギターの音がハウリングを起こしていたのか、森永さんがすばやくいろいろと手直ししてました。この人無くしてCANTAのステージは成り立たないんだなぁとしみじみ思いましたです。雷電さんはツアーグッズだと思いますが首からかけていたタオルでシンバルをビシッ!とムチみたいに叩いてた記憶がうっすらぼんやり。それと何かドラムセットの左右に、シンバルスタントに無理矢理くくりつけたようなおびただしい風船達がセットされています。そんな感じでこれから何が始まるかと思いきや、これを聞かなきゃ終われないような気がする「ア ソング フォー ジ アダルト」です。MASAKIさんのベースは黄色だったかな。この曲ではサビの部分でLUKEさん、右手を大きく振って客席をあおっていました。
 また、この曲と言えば森永さんが冷や冷やする楽器ダイブタイム(勝手に命名)。ところが今回まず驚いたのは、LUKEさんのギターはもとよりMASAKIさんのベースもお客さんの頭の上を泳いでくるのはわかってたつもりが、何とMASAKIさんのベースが自分のいたところにも来たんです。私はMUSEの入口より3〜4列くらい前、つまりかなり後ろの方で見ていたんですけれども、こんなところまで来るか!?ってか後ろまで回してくれた前の方々本当にありがとうございます♪…と単純に喜んでいたら、何と例のお玉靴べらも来たんですよ!あと雷電さんのシンバルも来ましたねぇ。私はMASAKIさんの緑と赤のベースと、靴べらとお玉、雷電さんのシンバル2枚(多分)に触ることができました。LUKEさんのギターは目の前まで来たんですが、お玉と靴べらに気を取られて触り損ねてしまったのさあ(苦笑)。個人的感想としては、雷電さんのシンバルってえらく分厚くて重たかった気がします。スタジオにあるシンバルとかってそうそう手に持つ機会はなくとも、その昔ローディーやってた関係でシンバルぐらいなら持ったことあるんですけど、あんなに分厚くも重たくもなかったですよ、いやマジで。改めて雷電さんのサウンドの迫力の理由をこんなところで垣間見てしまった感じでした。ちなみに多分犯人?はお玉だったと思うけど何かで思いっきりおでこぶつけてしまって、3日くらい赤く腫れてたことを暴露してしまおう。

 最後に雷電さんのささくれたスティックにより、ドラムセットの左右にセットされた風船が次々と割られ、中から紙吹雪かビニールテープ吹雪が舞いだしてとってもきれいでした。なるほど、このための風船だったんですね〜!「今日のライブレポートに、靴べらとお玉と十手も書くことになるんだろうなぁ…」とよくわかんないことを思いつつも、やっぱり最後まで楽しませてくれましたね。


 こぼれ話:ライブ後にお会いしたFASCISTのKAZUさんに「1曲目何でしたっけ?」とのっけからおマヌケなことを聞いたワタクシ(苦笑)。快く教えてくださいましたKAZUさん、本当にありがとうございますm(_ _;)m。



SET LIST


SE
(多分あったと思うけど情報プリーズ)

1400km/h
The World Is Mine?

MC

Monster
お願い・ロック
Good Morning, Wild Times!
Irritation

MC

ココア
Everyday
Adieu!

MC

春の嵐
108
Fly!
Hello!
SHINE



en.1


Tonight3
Happy Birthday To You!


en.2


ア ソング フォー ジ アダルト


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