CLUB PSYENCE TOUR 2002 REPORT
2002.8.1(THU)at Fukuoka CLUB VIBE


…まさかホントに書くことになるとは思わなかったこのレポート。
何せチケットを買ったのは7月27日、つまりイベントの5日前。
まして当日まで「…で、実際のところどーいうイベントなの?」と本気で思っていました。
ツアーの全箇所にDope HEADzのI.N.Aさんが出演される、
hideさんの曲を中心とした本格派クラブ空間「CLUB PSYENCE」…
私にわかっていたのは、Dope HEADzのファンクラブから来たイベント案内チラシの、
キャッチフレーズの受け売りそのまんまだったのです。

そんなわけで「ライブと何が違うのかな〜」と胸躍らせ(?)つつ、
不快指数150%の高温多湿な雑居ビルの階段から踊り場にかけて、
私は友達と共に開場を待っていました。
この日私は、ムシ暑さに加えて、
いたって個人的な事情で一人で勝手にブルーが入っておりました。
聞けば4時間ほどあるらしいという今回のイベントに、
果たして最後まで耐えられるのかが不安なほど、私は体調を崩していたのです。
そんな調子で、「ごめん、途中で帰るかも知れん」と言っては
周りに心配をかけまくっていました。ごめんなさい。
イヤ冗談ヌキで死にそうだったらマジで途中リタイアする覚悟だったのです。

幸い、今回の会場であるCLUB VIBEは小さなライブハウスといった感じで、
後方にゆったりと座ることのできる椅子とテーブルがあったので、
私はありがたくそこを陣取り、本日のレポートに備えてメモの準備なんぞをせっせとこなし、
レポ書きに専念させていただく……はずでした。

ところで、今回のチラシやチケットには何故か「開場6:00 開演6:00」と書いてありました。
何じゃそりゃあ、と思いながら中に入ったら、
「クラブ空間」そのものは、もう始まっていました。
うーむそう来たか。ある意味なるほどね、と一人で勝手に納得しました(笑)。
中はライブハウス同様全体的に暗く、前方にブースがあってDJの人がいて、
何かの曲がディスコアレンジ風(?)で流れていて…といった感じです。
私自身「クラブ」自体が初めてなので、
まあこーいうのがクラブの雰囲気かな〜という印象を受けました。
重低音が、座っている椅子を通じてお尻に響いてくる感じで、
こりゃ家で聞いたらさぞかし近所迷惑やろなってなくらいの大音量。
けど、このテの曲はやっぱり大音量で聞くのが一番いいんだよなぁ。

さて、見たところDJの方はスキンヘッドか坊主頭のお兄さん。
とりあえず何の曲かわからなくてもノレる空間を作っているのだろうな、と
私なりではありますが思いました。

そこへ「PSYENCE」が流れました。
と思ったら、黒地に白い蜘蛛の巣模様のバンダナを頭に巻いたI.N.A.さん登場!
お客さんから大きな歓声が上がります。
そして間髪入れずにhideさんの「HIDE YOUR FACE」の
冒頭を飾りました「PSYCHOMMUNITY」へ。
この曲すごく好きなので、これをクラブハウスで大音量で聞けたのは至福でした。

えーDJの方がここで長髪のお兄さんに代わったと思います。
お名前は残念ながらよく聞き取れませんでした。
誰かもしご存じでしたら教えてください(^^;)。

この方の一発目は「DOUBT」。かなり大きめのhide人形が、
DJブースの向かって左側にちょこんと置いてあったのですが、
このhide人形を手に持って、彼はDJをしていました。
ブースに向かってさらに左を見ると、液晶(多分)の大画面があり、
そこにはhideさんの映像も同時に流れています。
恐らく「PSYENCE A GO GO」のツアーの頃のものでしょう。
時々ブースの様子も映し出されているようです。
椅子に座ったまま、私は「♪Doubt Doubt Doubt You」のところで
思わず歌に合わせて腕を振っていました。
一方ブース寄りには、どんどん立ち見のお客さんの数が増えていました。
んーhideさんの曲ってクラブ向きだったのね〜、としみじみ思ったものです。
(今思うとその昔HIDEちゃんがDJする「HIDEズ・ナイト」っていうイベントがあったよーな)

続いての曲「POSE」。まさにライブさながらで、お客さんたちはすごくノリノリです。
そして「TELL ME」。ここはライブ会場か?それともクラブか?
…私はこの自問自答を、この後幾度となく繰り返すのでありました。
立ち見の人が、さらに増えています。

「LEATHER FACE」「ROCKET DIVE」と、アルバム「Ja.Zoo」からの曲が続きます。
DJのお兄さんは、「PSYENCE A GO GO」のツアーグッズでおなじみの
黄色い熊のうちわでお客さんをアオっていました。
そして「MISERY(アルバムバージョン)」へ。
あれ、いつの間にかI.N.A.さんがブースに来てアオっているぞ!
と思ったらすぐに引っ込んでしまいました。神出鬼没です(笑)。
…FILM GIGとの違いをあえて言うなら、ここがホールではなくクラブなので、
ライブハウスに近いノリでいられるってことでしょうか。

さて、ここでDJの方が交代です。「DJオオモリ」さんとおっしゃる女性の方です。
何かですね、この方顔に半ば白塗りに近いような、
かなり派手なメイクをされているようなんですが、
私がいた場所が狭いクラブとはいえ一番後ろ(当然ブースから一番遠い)に加え、
コンタクトしててもド近眼+乱視だったので、あまりよく見えませんでした。
しかしどっちにしても一番奇抜なルックスで
(ある意味I.N.A.さんの蜘蛛の巣バンダナを上回ってました)
この方が私個人的には本日のDJの中で一番活発的な印象を受けました。

「横須賀からはるばる来たぜ福岡ぁー!!」と叫んだ後、
オオモリさんは「発声練習」と題して、お客さんに何度も「hideー!」と言わせています。
ちなみに彼女は何故か福岡ダイエーホークスのハッピを着ていたそうです(笑)。
曲は「ピンクスパイダー」。それにしてもよく動くお姉さんだ。
しかしお客さんだって負けてはいません。
そして「ERASE」へ。オオモリさんはハッピを脱ぎ捨て、
おもむろに手から特効用(?)の紙テープを投げ出しました。
アレは多分100円ショップに売ってあるような
パーティーグッズの類に違いない、と私は勝手に思いました。実際はどうなのかな?

…まーそれはおいといて、こんな感じで色々やっているかと思えば、
両目尻側に豆電球(???)のついたゴーグルらしきものをかけて、
「いいぜ福岡―!まだまだいけるか福岡―!!」とお客さんをアオるアオる。
例のhide人形も使ってアオってるし。
この人、DJなんだか単にノリのよすぎる(?)お姉さんなのか…。

「青い空なんてでーっ嫌いなんだよォー!!」で始まるのは………
そうです「BLUE SKY COMPLEX」。
次に何の曲をかけるかがわかりやすいMCを挟んでくれるのが、
私としては大変うれしゅうございました(曲目のメモを取るのにありがたいの何のって)
そー言えば観客サイドの中央付近で、すんげー大ノリの方々がいらっしゃいました。
椅子の上に立って羽扇子片手にジュリアナ踊り(古い?)してる人もいたし…。
「宴会みたい」とは友人談です。多少お酒も入っていたのかな。

曲は「50%&50%(シングルバージョン)」へ続き、
さらにオオモリさんは耳のたれたベージュ色(多分)の可愛い犬のぬいぐるみを手に、
「誰が何と言おうと、これはラッシーだぜ!」……というわけで「LASSIE」。
クラブハウスがドッグハウスに変わったひと時でした。
だってオオモリさんもお客さんも、
皆一斉に「あおーん、わんっ、わんっ」って吠えてたんだもん(大爆笑)。
ここはクラブか犬小屋か?

「ということで、私は犬を探しに行ってきます」とオオモリさんはブースを去り、
代わって「犬を探しに来ました」と再びI.N.A.さん登場。
曲は本日2度目の「50%&50%(アルバムバージョン)」へ。
I.N.A.さん、hide人形を持ってDJしてます。
次は「ELECTRIC CUCUMBER」、その次はこれまた本日2度目の「DOUBT」…
これはもしかしたらZilchバージョンだったのかな。
一方でhide人形、踊る(笑)。正確にはI.N.A.さんが躍らせていますが。

続いて「限界破裂」。間奏では、お客さんからhideコールが上がります。
そしてこちらも本日2度目の「POSE」。これもZilchバージョンだったかも知れません。
それから曲は「EYES LOVE YOU」「DICE」へ。
この後I.N.A.さんの宣伝を挟んで1曲流れたんですが、
何となく「MISCAST」っぽい曲だってこと以外はよくわかりませんでした。
曲が終わって「どおよ?」とI.N.A.さん、いつの間にかサングラス取っています。
それから新曲の「In Motion」へ。

さて前半が終わり、DJは再びオオモリさん。
曲は何と「WORLD ANTHEM」!何ィいきなりそう来ますか!
オオモリさんは、「皆、hideが好きってことは、コレも好きかぁー?」と、
両手をクロスにして言っています。そう、Xです。
それから一気に「Rusty Nail」「Joker」へ。
私、我を忘れて椅子から立ち上がって、
FILM GIGの時みたいに両手を振ってノッてしまいました。
しかもこの後の曲は「X」。
オオモリさん、ブースの中でヘドバンしています。
私も途中まで暴れてしまったのです。
 ……が、断っておきますとイベント当日ワタクシ、
3ヵ月半ほど前に事故で左足の指を骨折していて
おまけに左肩も折って治療中=病院でリハビリ通いの身だったのです。
「X」はできても(それも既に問題だろ)ジャンプができない己れの身体にゃ勝てませんで、
後半はおとなしくしておりました。
無茶して骨が新たに3本折れたのなら怒られても文句は言えませんが、
自主リハビリじゃリハビリ(そんなアホな)。

…で、怪我人はさておきブース寄りのお客さんもすごく盛り上がっていて、
ここはクラブかライブハウスなのか(再)?
さらに次に流れたのが「オルガスム」。これはドームバージョンですね。
このときばかりは私、聞く方に専念したんですけれども、
重低音が響きすぎてTOSHIさんの歌声がよく聞こえなかったのが残念でした。

「DRINK OR DIE」のかけ声と共に、「D.O.D.」。
オオモリさんと、えー恐らく
今回の会場CLUB VIBEの店長さんでしょうか。
このお二方が呑みました。
あとお客さんから1人、
男の人だったか女の人だったかはよく見えませんでしたが、
こちらも呑んでました。

再びI.N.A.さん登場。「BACTERIA」「SCANNER」へ。
I.N.A.さん、お客さんに水鉄砲で水かけてます。
「DAMAGE」の時は、オオモリさんがいつの間にか客席中央で大ノリでした。
狂喜乱舞って言う四字熟語が見事に当てはまるような光景で、
気づけば周りのお客さんまでも大ノリ。この方DJか?ノリがすごいのか?どっちなんだ。
そしてここはクラブかライブハウスか、それともディスコか?

それから、「Hi―HO」「Celebration(hideバージョン)」
「SPACE MONKEY PUNKS FROM JAPAN」「FISH SCRATCH FEVER」
「Beauty&Stupid」「ever free」「TELL ME(本日2度目)」へ。
「ever free」では皆さん大合唱、「TELL ME」ではhideー!の声が湧き起こります。

I.N.A.さん、「どおよ?」と再び。そしてラストは…すみません、何の曲かわかりませんでした。
新曲じゃないかなー。DJの皆さんの紹介もしていたんですが、
私はオオモリさんの印象が強すぎて、他の方の記憶がほとんどあらず…申し訳ない。
誰かご存じでしたら教えてください。
そして最後の最後は盛大な拍手と共に、今回のクラブイベントは幕を閉じました。
体調不良もあってほとんど座っていたくせに、何だかすごく疲れた気がしました。
しかし、今回会場にいらしたお客さん、DJの皆さん並びにスタッフの皆さんは、
私なんかよりもきっともっと疲れたことと思います。

本当に、お疲れ様でした。


…こんなん出ましたけど、どおよ?(笑)