"PLANET OF THE Dopes"
2002.12.22 at Fukuoka Drum LOGOS


10月初旬、友人からメールで「福岡公演延期」の報せを聞いたときは、一瞬目の前が真っ暗になりました。
10月26日…もう目の前に迫っていたそのライブがまさかの延期とは、
正直言って悲しみよりも怒りの気持ちが強かったです。
事情はいろいろあったでしょうし、きっと断腸の思いで延期が決定されたのだろうと思いたい…
でもこればっかりはウソ言っても仕方がないのでぶっちゃけちゃいました。


そんな感じで迎えた振替公演というわけですが、
当日は何でも「機材トラブルのため開場が遅れる」とのことで、スタッフの皆さんも大変だったかと思います。
ツアーを回ってきた友人によると、トラブルというのはHEATHさんの機材らしく、それも今回だけの話ではないとか。
メールで聞いた話では、ライブ中に機材トラブルでHEATHさんがキレて、
ベースぶん投げてしまってすごく怖かったそうです。
うひゃー、今日もキレてたらどうしよう、と一瞬不安になりました。


そんな感じで押し気味の開演時間を待っていて、やがて聞こえるは「DOPE DOOM」。
客電の消える瞬間って、いつも鳥肌モンです。
ものすごい歓声が起こり、メンバーの皆さんが1人ずつ登場します。
PATAさんの銀色のキラキラ光る素材のジャケット姿にも度肝を抜かれましたが、
何よりHEATHさんの両腕に私はぶっ飛びました。
肘から手首にかけての、ネットタイプのロング手袋(親指だけ分かれている)…
ワタクシ個人的に思い描いていた、今までのHEATHさんのイメージからは全く想像がつきませんでした。
しか〜しかっこいいものはかっこいい(断言)。
そして一発目は「GLOW」でぶちかましてくれました。

「PLANET〜」のアルバムジャケットでは黒髪だったShameさんは、
茶髪と金髪の中間くらいの、比較的明るい髪でした(色をわかりやすく言うならロイヤルミルクティー←笑)。
私はこの日、初めてShameさんを拝見いたしました。
前作「PRIMITIVE INPILSE」の曲の数々をどう歌ってくれるのか、
また新作「PLANET OF THE Dope」をどう聞かせてくれるのかが注目の的でもございました。
ほほぅこれがShameさんバージョンの「GLOW」かと感心しつつ(何を偉そうに…)、
当然ながらJO:YAさんとは一味もふた味も違う「GLOW」だけに、新鮮な感じがしましたね。

また本日の石塚先生は、終始にこやかな印象を受けました。
とにかくギター弾くのが楽しくて楽しくて仕方がないといった感じの楽しげな表情に、こちらまで笑顔になります。
それにしても客席を広く指差すPATAさんを見たのは生まれて初めてでした。
それと両手を上に広げたり、拍手をあおったりしていました。ええモン見れたな〜。
途中PATAさんがギターソロを奏でつつ
お客さんとかけ合いしつつ…のギタータイム(勝手に命名)のようなものがあったのですが、
これもとにかく楽しそぉぉぉに弾いておりました。本当にギター好きなんだな、と思いました。
ちなみにShameさんのMCでモヒカンヘアのRYUさん(サポートドラマー)、I.N.A.さんの紹介の後、
PATAさんは「元祖モヒカン!」と紹介されておりました(大爆笑)。

そのまっすぐにそびえ立つモヒカンヘアがすっかりおなじみのRYUさん、迫力のドラムを聞かせてくれました。
Dope HEADzのサウンドをどっしりと支える、パワフルでダイナミックなドラムでしたね。
「Foolish Bandit」のドラムソロは、ずい分とボリュームがありました。

I.N.A.さんは、機材の前にくくりつけてあったピンクのヘビのぬいぐるみ(だと思う)を、
途中からアンテナ(?)にくるくると巻きつけておりました。
確か2001年の夏のツアーでも同じようなことをやっていましたが(私が覚えてるのは新潟)、
あれって音の方に影響は…ないんだろーな、多分。
そもそもあのピンクのヘビにどのような意味があるかは未だ謎です。

そしてHEATHさんですが、前半はほとんど表情を変えないままもくもくとクールにベースを弾いていたように見えました。
が、曲によってはかなり激しい動きを見せていまして、
時折リズムに合わせて頭(というより顔か)を左右に振ったりしていました。
後半はちらほら笑顔を見ることができました。ええ、あくまで「ちらほら」です。
終始にこやかな石塚先生とはえらい違いです(笑)。
って終始にこやかなHEATHさんってのもイマイチ想像つかないのは私だけでしょうか…。

それにしてもこの日のライブはかなりてんこ盛りのメニューだったと思います。
やってない曲って「00’s-naughties-」と「GOING STEADY」くらいじゃないでしょうか。
それでなくとも「PRIMITIVE〜」は収録曲が多いから、
曲数だけで言うと実質アルバムまるまる2枚分以上は演奏していましたね。


アンコール1発目はShameさんが一人アコースティックギターを奏でての「Planet of the Dope」でした。
曲が終わりShameさんは「メリークリスマス!」と言いました。
DHzからの一足早いクリスマスプレゼントです。
そして半ばお約束だなって思うのはラストに「CELEBRATION」。
…ズバリ歌詞間違えましたね?Shameさん(含笑)。
でもDHzの曲ってつくづく歌詞覚えるの大変ですよね、とりわけI.N.A.さんの詞あたりなんて特に。
ってセレブはXの曲ですが。


最後にRYUさんが「オレからのクリスマスプレゼントだ!」と、たっくさんのスティックを投げていました。
4〜5本とかじゃなくって20本(!)くらいはあったんじゃないでしょうか。
ものすごい出血大サービスですな。


SET LIST

DOPE DOOM(SE)

GLOW
Freak out
46億年の記憶
PLASTIC SMILE

Guitar Solo

WING
evening rose
virtu@l fuckers
FIRE WALL
TRUE LIES

Foolish Bandit(前半)
Drum Solo
Foolish Bandit(後半)

with
You know?
MOVE
REINCARNATION
PARANOIA PIG

-en.-

Planet of the Dope
CELEBRATION

AWAY