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face to ace 「TOWARD A NEW DAY」
2003.3.8 at NHK大阪ホール



今日は待ちに待ったツアー「TOWARD A NEW DAY」の初日、大阪公演であります。

ワタクシkaede、今でこそ大阪在住ですが(^^ゞ
この当時は大阪に来たのがまだ2度目でして、しかも6年ぶりでした(その6年前もライブで行ったんだけどね)
まさかftaで来阪することになるとは夢にも思わなかったですね。
もともとツアー日程で福岡が外されていたもんだから、
そんならこっちが大阪行ったるわい!ということで半ばやけっぱち(オイ)でチケット取ってしまったんですけれども、
そしたら2003年明けてから、その大阪公演の前日にftaが来福することがわかったという…
それが、このページの上下にある矢印ボタンの左向いてる方ですね(苦笑)。
この福岡でのイベントの余韻も覚めやらぬまま、
翌日(要はこのライブ当日)に私は滅多にしない早起きなるものをして、飛行機で大阪入りを果たすのであります。


という前ぶりはさて置き、ここNHK大阪ホールは、そのままNHK大阪局の中にあるホールで、
聞いた話では1400人ちょっとの収容人数なのだそうです。
しかも1400人ジャストではなく、
1階席と2階席あわせて1417人というえらくハンパな人数でした(当時はネカフェまで行ってわざわざ調べてました)
その端数は一体どこから来るんだ???と一瞬思ったものですが、
前日のGAYAが200人も入らないだろうこじんまりスペースだったのが、今日は1000人を越すホールですよ。
このキャパのギャップに戸惑っていたのは、7・8日の両日来た方々だけではなく、
ftaのお二人、そしてローディーの森永さんにも当てはまるのではないかと思ったのでした。

…で、ここは床が板張りで比較的きれいなもので、
「すみませ〜ん、ココって本当に土足でよかったんでしょうか?」
と声に出して人に確認したくなったほどでした(してないけど)
あとで知ったところでは、このフローリング(笑)な床って結構評判がいいとか。
音にも何らかの好影響はあったんじゃないかなと。NHK大阪ホール、好きになりました(単純)。
私の席は比較的前の方で、ステージに向かってかなり右端でした。
位置からして海月さんやACEさんは大変よく見えたのですが、ちょうど目の前にいたのが長身の男性だったため、
サポートギタリストのしまっちがほとんど見えませんでしたとさ(苦笑)。


時刻は午後6:47、客席の暗転とともに、打ち込みのベースがどっしりと響く感じのSEが流れ始めます。
上手(ステージ向かって左)の後方からライトアップがされ、
本田海月さん、ギターの嶋田修さん、ドラムの西川貴博さん、
ベースのYANZさん、ACEさんの順に登場いたしました(右からもライトアップしてたかもですが、私の位置からはわかりませんでした)
そして「♪That's speed of life」とACEさんの歌声で始まりました注目の1曲目は「SPEED OF LIFE」です。
ACEさんは白いブラウスタイプのジャケットを前開きでラフに着こなし、中は黒のシャツでしょうか。
下は動きやすいデザインの、黒くて見た感じはウォームアップパンツです。
後で気がついたのが靴なんですが、これがショートブーツっぽいタイプの…むしろスポーツシューズのようで、
色は全体的に黒なんですが靴紐が赤というデザインでした。
前回のツアーよりも「動きやすさ」を重点に置いたかに見える、本日の一発目の衣装でございました。
赤いギター(Angelusではなかったと思うので多分ACE MODEL)を抱え、
ハンドマイクでもスタンドマイクでもなく、ヘッドセット(ヘッドフォンとマイクが一体型のアレ)で歌います。
海月さんはつばの狭いシルクハット調の帽子で、よく見ると髪は全て細かい三つ編みでした。
服は膝までありそうな長い黒のコートで、下は黒いパンツでロングブーツを履いているようです。
そして海月さんが大きく手拍子を促し、2曲目は「SPIRAL STEPS」とノリのいい曲が続きます。


曲が終わりACEさんは拳を上に掲げYeah、大阪ー!元気だったかー!!」と叫びました。
会場も大歓声でそれに答えます。
反面ワタクシは前日のACEさんのコメント(「いつになったらYeah!と言えるステージができるか」発言のこと)との矛盾点に気づきつつも、
叫ぶACEさんが見られて私も半ば大興奮でございます。
ACEさんがギターを手放し、ハンドマイクを持って曲は「ノンフィクション」へ。
軽やかに跳ねながらキーボードを弾く海月さんが印象的です。
またサビの「誰より君のこと 受けとめてあげるから」のところで、
ちょうど真正面に来てくださったACEさんが手を伸ばしながら歌うところが、
勘違いモード炸裂で私はかなり目がハートマークになってたのではないでしょうか…すみません、束の間の夢です。

「今回、NHK大阪ホールさんの特別な計らいで、皆様方にお座席をご用意いたしました(笑)」
とACEさん。そう、今回SEの段階では、立っている人ってあまりいなかったんですよ。
私自身もしょっぱなから総立ちでいいのか、それとも座ったままで聞くのかで少し悩んでいたのです。
結果、自分も含めてお客さんはメンバー登場とともに立ち上がってましたが^^。

で、2002年のツアー→中野サンプラザ(さすがに行ってません)
→今年に入ってからのキャンペーン活動にいたるまでを振り返っていました。
「去年のツアーでは、もうガチガチに緊張してしまって…客はもっと緊張してました(笑)。
そう、あれはもう…それこそ波打ち際であたふたしているペンギンのようでした(会場爆笑)。
まぁでもツアーをしていって少しは慣れてきたというか、
もうそろそろ大丈夫だろうという時に、ちょうど1日限りの中野サンプラザでのライブがありまして。
ところがこの日は、DVDにも映っていたようにカメラが入っちゃって、
オレが間違えたりしたその証拠がしっかりと残ってしまっているわけですよ!
でも、今日はそういった撮影もないし。何か(今回のツアーの)渋谷ではカメラが入るらしいんですけど、
『魔人 de show』の収録かな。でも…魔人でしょう?(←シャレと見た)オレ魔人じゃないもん!(会場爆笑)
まして、今日は収録もなみもない、それこそ鎖の取れた雑種の犬のように!(さらに大爆笑)
ここで私が間違えようが何しようが、それが何だと言うのでございましょう!!(一同大爆笑)
要は『3月8日?ああ、その日はオレ家にいました』って言えばいいんだよ(大爆笑)。
だからオレは今日ここを出る時には証拠が残らないように、指紋も拭き取っていくつもりですから!(大爆笑)
というわけで、今日のライブはここだけのものですからね。そんな感じでやっていきたいと思います」
…いや〜メモってくの大変!見ながら書きながら笑いながらだったもんで(苦笑)。
でも証拠隠滅ですか?今の証言をしかとメモした者がここにいますよ、ACEさん(ニヤリ)。

そんな感じで(笑)、続いてはACEさんの
「みんなに、新しいお友達を紹介するよ」と何故か子供向けのような口調で(爆笑)、
まずはドラムの西川貴博さん。
彼はなんと大阪市城東区のご出身だそうです。おおっ、そうだったんですね!
ちなみにACEさんは西川さんのことを「西やん」と呼んでおりました。
ちなみに後で友人に教えてもらって知ったのが、
いまやすっかりおなじみですが西やんがあの浅香唯さんのご主人であること(名古屋公演の時におっしゃってたそうです)

「もう1人、新しいお友達を紹介するよ」と登場したのはサックスの小林哲雄さん。
そして、小林さんのサックス(テナーサックスだったと思う)で「…I KNOW」が始まりました。
キーがアルバムよりも少し低かったような気がしました。
そしてそのまま「栞」「FLAMING DAYS」「ピュア」へ。
「栞」では海月さんの鍵盤ハーモニカが聞けました。ACEさんと嶋田さんはアコースティックギターでした。
「FLAMING〜」では嶋田さんが赤いエレキギターに持ち替え、曲のエンディングでは小林さんのサックスとのツインリード、
そこからサックスソロとギターソロへと流れていきます。
ただ単にアルバムを聞いている分には「エンディングが長いな」と思うだけで終わってしまうところですが、
今日ここへ来てやっとこの長いエンディングの意味を教えてもらった気がして、本当に聞いていて楽しかったです。
また「ピュア」の2コーラス目以降は、
海月さんのキーボードソロ、YANZさんのベースソロ、小林さんのサックスソロへとつながっていきました。
まるでそれぞれの楽器が歌っているような、不思議な空間でした。

「ピュア」が終わり、一度ステージを去っていたACEさんが、
黒い皮のロングコートに着替えて登場し(靴も多分変わっていたでしょう)
ここで改めてメンバー紹介が行われました。
ギターの嶋田修さん(通称しまっち)、サックスの小林哲雄さん(ACEさんは「こばやん」と呼んでいたよーな)、
ドラムの西川貴博さん、ベースのYANZさん、海月さんの順でした。
ACEさんがアコギを抱え、「それでは、軽快なナンバーを…お届けしようじゃないの!」で始まったのは「残像」。
鍵盤ハーモニカとキーボードを使い分ける海月さん、リズミカルに左右に跳ねております。


ここで重大発表が。4月23日にfta通算5枚目となるマキシシングルとして、
「ノンフィクション」がアルバムよりリカットでリリースされるということで、
日付は詳しく言ってなかったと思いますがツアーパンフに書いてありました^^。
シングル発売の発表をしたACEさんに、お客さんから「おまけ(初回特典?)は何がつくのー?」の声が。
「…え?ごめん、よく聞こえなかった」
「おまけー!何がつくのー!?」
「…おまけ?……おまけ!?(語気荒く)……海月ちゃん(笑)」
というやりとりがありました。
次はその5枚目のマキシシングルのカップリング曲で、
「本当は発売まで取っておくつもりだったんだけども、今歌わずしてどーする!?という曲なもので…では聞いてください、『桜』」
…この曲の間中のライトアップが、おあつらえのようにしっかりと桜色だったので、
すごく印象的な曲でした。スローテンポでとてもやさしく、サビの高音部がすごくきれいな曲だと思いました。

ここでACEさんが白いAngelusを持ち、
「もうすぐやってくる…新しい日に向かって、がんばって歩いていきましょう」という前振りの後、曲は「a new day」。
そしてギターをハンドマイクに持ち替え、
曲のイントロに合わせてACEさんはドラムセットの前で反時計回りにくるりと一回転し、「オルフェウスの朝」へ。
黒のコートが翻り、すごく絵になります…って去年のライブレポートと同じよーなこと書いてるな私(苦笑)。
続いてACEさんはカポタストのついたアコギに持ち替え、「CLOUDY DAY」「MISSING WORD」へ。
さらにギターを赤のAngelusに持ち替え、「魂を開放する時間がやってまいりました」とACEさん。
この言葉に会場は一斉に歓声を上げ、「突っ走るぜ!」とACEさんが叫んだ後、
「Street Games」「がらすのゆめ」「月夜のケモノたち」と一気に突っ走ります。
私は先日の「拳を上げていい」というお許しもあり(笑)、遠慮なくガンガン拳を上げました。
ACEさんが「どうもありがとう!」と言って、メンバーも皆さんがステージを去っていきました。


手拍子とともに「アンコール」の声が響きます。
しばらくして再びメンバーの皆さんが登場です。
海月さんは、頭が入る部分の根元にラメテープらしきものが見える帽子に変わっており、
先ほどまでの三つ編みは全てほどかれ、ゆるやかなウェーブがかったヘアスタイルになっておりました。
そして白いTシャツに合皮パンツ、上はロングタイプの黒いファーのベスト姿でした。
ACEさんはダークグレーのシングルジャケットスーツで、
中のシャツはちょっうろ覚えですが、黒かグレーだったような気がします。
そして始まったのは「カラックスの白日夢(Daydream of Carax)」。

「アンコールどうもありがと〜」とACEさんが言うと、会場は再び歓声が起こります。
また、YANZさんに対する声援の大きさに、
「すごいですね〜YANZ人気!いいなぁ。オレもかつてはこう、人気があったこともありましたが(…か、かつて??)
そういえば先日、ローリングストーンズと、トム・クルーズと、ハリーポッターの男の子が続けて来日したんだよね。
そしたらもう成田空港は大混乱で、泣き出す女の子なんかもいたんだってね。
…いいなぁ(遠い目)、オレも来日しようかな(会場爆笑)」
ちなみにこの時、「ど、どこから来日するんですかっっ??」というツッコミの声が、私のすぐ近くで聞こえました(笑)。
うーん、ツッコミの早さはさすがは大阪です(っても突っ込んだのが大阪の方かどうかは謎)
ACEさんが赤いセミアコースティックギター(多分)を持ち、曲は「UNDERCOVER」へ。
その後海月さんが手拍子を促して、そのまま「Bring You Back To Me」へと続きます。
「どうもありがとう!」という言葉とともにACEさんを始めメンバーの皆さんは再びステージを去ります。


再びアンコールの声が起こります。
私は今回1人で来たので、近くに知り合いがいたわけでもなかったのですが、
打ち合わせをしたわけでもなく、すぐ近くの人と交互に「アンコール」と叫んでいました。
面識など全くなくとも、同じface to aceを見に来たというたったひとつの共通点が、
何と言うか連帯感とでも言いますか、暖かさというか…
言葉にするのはとても難しいのですが、そんな嬉しい気持ちになりました。
そこへメンバーの皆さんの登場です。
「アンコールありがと〜!」と再びACEさん、手に持つのはハンドマイクのみです。ACEさんの
「できることならずっとやっていたいのですが、残りあとわずかとなってまいりました」
という言葉に会場からは一斉に「ええ〜〜〜〜〜〜〜っっ!?」とブーイング。
それに対してACEさん、「…しゃあないやんけ!(会場爆笑)」と言っていました。
あと、何に対してかはよく覚えていないんですが、
お客さんから何か言われて「やかましいんじゃコノヤロ(笑)」とも言っていたような…。

曲は「早春」です。去年のツアーで見た時、この曲はftaのみでの演奏でしたが、今回はバンド演奏バージョンでした。
そしてACEさんが赤のAngelusに持ち替えて「ツアーの初日が大阪でよかったー!」と叫び、
それに答えるように会場は大きな歓声に包まれました。いよいよ最後の曲は「RAIN」です。

最後の最後にACEさんは、「どうもありがとー!楽しかったよ〜〜!!」と叫んでくれました。

SET LIST


SE

SPEED OF LIFE
SPIRAL STEPS

MC

ノンフィクション

MC

…I KNOW

FLAMING DAYS
ピュア

MC(メンバー紹介)

残像

MC



a new day
オルフェウスの朝
CLOUDY DAY
MISSING WORD

MC

Street Games
がらすのゆめ
月夜のケモノたち


EN.1

カラックスの白日夢(Daydream of Carax)

MC

UNDERCOVER
Bring You Back To Me


EN.2

早春
RAIN

ENDING〜誰よりもずっと


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