JHR ALL STAR GAMES T
(ジャパンハードロックオールスターゲーム・ワン)
2003.5.3(SAT) 日比谷野外音楽堂

ゴールデンウィーク真っ最中でありますが、ここ日比谷野外音楽堂では
ハードロックフリークスにとって、とても熱い1日になったと思います。
ワタクシ野音は初めてなんですけれども、事前に地図で調べて驚いてしまったのが、
何ともすごい場所にあるんだろうってことでした。
すぐ横にでかいビジネスビル(合同庁舎ですか)はあるし、
最寄り駅の一つは霞ヶ関駅、ちょっと足を伸ばせば永田町(^^ゞ)。
そしていくら公園の敷地内とはいえ周りは誰が何と言おうと大都会。
しかも野外だから、音なんてもれるどころの話ではないでしょう。
まして今日はハードロック…なんて、する必要のない心配をしておりました。

まず今回のイベントのもしや言いだしっぺ(?)なんでしょうか、
ROLLYさんが進行役のような役割で時折合間に登場します。
肩までの金髪なのにスーツ姿が大変よく似合ってましたね(それってもしや偏見か?すみません)
私にとってROLLYさんはTVでチラッと拝見したすかんちの頃の印象が強かったのですが、
しゃべりの流暢さは相変わらずと言った感じでございました。

そんなROLLYさんの紹介で最初に登場するのは「特撮」です。
のっけからいきなり飛ばしてくれました。
メンバーはギターのNARASAKI(=ナッキー)さん、ドラムの有松 博さん、
サポートベースの高橋 竜さん、ピアノの三柴 理(=エディー)さん、ヴォーカルの大槻ケンヂさん。
この日私は大槻さんを初めて拝見しましたが、TVで拝見したとおり、すごく楽しい方ですね。
ちなみに正直に言います。DMが手元にあったにも関わらず
ご自分の名前をおっしゃるまでそこで歌っているのが大槻さんだと気づかなかった大バカ者は私です。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいm(_ _;)m。
また
「別に自慢するわけじゃねぇんだけどもオレ、今日はポルシェで開場入りしたのね(おお〜、と会場から)
天気もいいからオープン(カー)状態で。そしたら、
前と後ろを右翼の車に挟まれてしまいました(笑)。
しかし今日オレ達がここに立っているということは、天下を取ったも同然だよな!?」
と大槻さん。会場では大歓声が起こります。
 さらに曲の合間で大槻さんがビールを一気する場面がありました。飲む前に大槻さんは
「オレもう37になって尿酸値が上がっちまって、
ワインならいくらでも飲めるんだけど、ビールはちょっとヤバイんだよね〜。
…一気に行くけどよ!吐くかも知れねえぜ?(会場爆笑)」
と言っていました。そして
「今日のお酒が飲めるのは、大槻さんのおかげです、ハイ一気、一気、一気…」
とお客さんに言わせて、
「負けないぞー!何が糖尿病だー!何が高血圧だー!(爆笑)」
と叫びながらも大槻さん、健気に飲んでいらっしゃいました。
曲はピアノの美しいアルペジオもあり、ナッキーさんの歌声もあり、エディーさんのシャウトもかなり迫力で、
「特撮はこういう音楽なんですよ」と一言では説明できない、バラエティーの豊富さを感じましたね。

続きましてはex.X JAPAN〜Dope HEADzのギタリストPATAさん率いる「Ra;IN(ライン)」の登場です。
彼らはベースのMICHIAKIさん、ドラムの向山テツさん、PATAさんの3人編成ですが、
インスト曲なのにめちゃくちゃかっこいいんです。とにかくロックです。
メンバー全員がそれぞれ素晴らしい腕を持つプレーヤーで、
それがひとつの音を作るわけですからもう音が厚いと言うか太いと言うか、ド迫力です。
この日のPATAさんは普段着そのままって感じのラフなブラウスにジーンズ姿で、
MICHIAKIさんは黒いジャケットの下に白いブラウス(途中でジャケット脱いでました)に黒いパンツ、
テツさんはハデ目の柄のTシャツで、パンツの色は覚えておりません(…申し訳ない)
テツさんはピンクのドラムセットを低めにセッティングしていて、少し前かがみで叩くのが特徴のようです。
MICHIAKIさんは時折煙草を吸いながらまったりとベースを弾いております。
何でも居酒屋で居合わせてバンドを組むことを決めてしまったらしいというエピソードがあるあたりからして(実話ですヨ)
実はこのお三方って似た者同士なのではと思いましたね(笑)。
そしてPATAさんはXでもDope HEADzでも(私は見たことないけど多分P.A.Fも)
いつも楽しそうにギターを弾く姿がとても印象的なのですが、
今回もまた例にもれず、とにかく楽しくて仕方がないといった感じで、うれしそうに弾いておりました。

次はex.聖飢魔UのギタリストLUKE篁さん、同じくex.聖飢魔Uのドラマーで現RXの雷電湯澤さん、
そしてアニメタルのベーシストMASAKIさんの3人による「CANTA」。
LUKEさんはオレンジ色で長袖のピタTシャツに細めの縦のストライプパンツ姿で、
頭はと言うと最初黒のニット帽を深く被ってるのかと思っていたら、よく見りゃ幅の広い黒のヘアバンドでした。
MASAKIさんはベージュのベストにブーツカットのブルーのパンツ、
雷電さんは最初っから上半身裸に膝までのハーフパンツ姿です。
彼らのライブは私の地元福岡にてツアーで来て下さった時に見たのですが、
まさに彼らのロックはハードであり、とても楽しいんですよ〜。
彼らのステージはゼヒゼヒ、ライブハウスでご覧になることをお勧めします!
しかし野音でも音の迫力はかなりのものでしたねぇ。
各パートがそれぞれに個性の強い方々の集まっているCANTAは、本当に聞き応えがあります。
そうそう、一つ謎が解けたことがありました。
ラストに演奏された「108」って曲があるんですが、実はワタクシずっと何て読むのかわからなかったんです(苦笑)。
ワンオーエイトなのかヒャクハチなのかイチゼロハチなのか…
そしたら曲のイントロに合わせてLUKEさんがお客さんに手拍子を促し「イチマルハチ!」と。
そうか、そう読むんですね!
歌詞に「煩悩 108つ(ひゃくやっつ)」とあるんですけど、
まさか「ひゃくやっつ」とは読まないよな〜とは思ってました。
私個人的には「108」の読み方が判明したと言うことだけでも、
日比谷まで来たかいがあったというものであります(何じゃそりゃ)

さて、ここで次のバンド出演の準備が行われる中、ROLLYさんが登場してまずRa;INのメンバーを再びステージへ。
ROLLYさんの「ではまずメンバーの自己紹介を」という言葉に、
PATAさんは「ギターの石塚です(←本名)」と言っておりました。
お客さんからは「兄貴ー!」「石塚さーん!」の声が飛び交います。
また「この風光明媚な場所でライブをやった感想は?」との質問に対し、「気持ちよかったです」とPATAさん。
そして引き続きROLLYさんはCANTAのメンバーをステージへ。
LUKEさんの「昼間にここでリハーサルをやっていた時に、黒い虫がいっぱい飛んでいたんだけど、
オレがギターを鳴らしたら、あまりの音のデカさにアンプの前で虫が全部落ちた
という、とっても彼らしい話も聞けましたね(爆笑)。
それに対するROLLYさんの「これぞヘヴィメタルの醍醐味です!」というコメントにも思わずうなずいてしまいました。

さあ、いよいよ「SEX MACHINEGUNS」の登場です。
2曲勢いよく飛ばした後、ヴォーカル&ギターのAnchangのMCからメンバー紹介へ。
九州は宮崎出身ベーシストNoisyさん、ギターのCircuit.V.Pantherさん。
またドラムのClutch.J.Himawariさんは衣装を忘れてきてしまって、黒のTバック(?)一枚で演奏されていました。
そしてサポートギターのCrazy House Kameenさん(頑張って調べました!)
Himawariさん以外の皆様はライブツアーグッズにもなっているのでしょう、
それぞれメンバーの名前の入った野球のユニフォームのようなデザインのTシャツ(?)にジーンズ姿で、
しかし頭はバクハツしておりました
これぞまさに「ヘヴィメタル」ですね〜!
最初の曲が始まった途端に、私から見えた範囲でお客さんの7〜8割方が一斉にヘドバンを始めるという、
すごい光景が広がりました。
かく言う私も曲をほとんど知らないくせに一緒になって頭振りましたが(^^ゞ)。だってすっげぇ楽しいんだもん(笑)。
そんなわけで詳しいレポは書けないものの、せめて雰囲気ぐらいは書いておきたいと思います。
あ、私でも知っていた「みかんのうた」「ファミレス・ボンバー」はやっていましたね。
ヘドバンに限らず曲に合わせたかけ声(?)とか拳を上げたりとか、
そういったことを全部含めてお客さんとメンバーの皆さんとが一体となってライブを盛り上げているという、
一番わかりやすい光景を見た!と思いました。

さて再びROLLYさん登場。マシンガンズの皆さんをステージに呼び、
「じゃ、まずはメンバー紹介を!」とROLLYさんが言うと、
Anchangの「メンバー…自己紹介〜!」で、
Noisyさん、Himawariさん、Pantherさん、Kameenさん、Anchangの順に自己紹介をしております。
そしてROLLYさんが
「今回マシンガンズを見て僕が君らに一言言いたいのは…ホンマにアホやな
ときっぱり言っていました(笑)。そこへ背後でHimawariさんがROLLYさんを指差して、
「お前もアホや!」
と言っていました(爆笑)。
う〜ん、まさに本業ミュージシャンとは思えない(大失礼)爆笑トークを繰り広げておりましたね。
そして、「パーティーはこれからだぜ!それでは…しばしご閑談を!」とROLLYさん、
スタコラサッサとステージを去っていきました。

ステージセットが今までのバンドとは少し雰囲気が違っています。
足元のモニタースピーカーの数は増え、コーラス用のマイクが2本セットされ、
私はてっきりこの後セッションかと思っていたのですが、とんでもございませんでした。
さきほどからちょこちょこ顔を出されていたROLLYさん、
それまでのスーツ姿から一転して黒いラメ生地のピッタピタの衣装で、
そしていよいよ「音楽」の見せ場での登場です。
ROLLYさんの三流芸人顔負けの素晴らしい爆笑トークは、
ご本人が立派なギタリスト&ヴォーカリストであることを忘れてしまうほどで(これまた大失礼)
今回このステージで改めて、ROLLYさんがミュージシャンだということをこの目で確認できました。
特撮の大槻さん同様、どちらかと言うと
音楽番組よりTVのバラエティ番組で拝見することの方が多かったROLLYさんの、
巧みなトークに加えて見事な音楽センスを垣間見ることができて、それだけでも来てよかったなと思います。

ROLLYさんのライブからそのままセッションへ移ります。
「日本一のロックギタリスト!」とROLLYさんに紹介され、PATAさんの登場です。
そしてDMにも記載されていましたこの日のスペシャルゲストは
元バービーボーイズ現ソロでご活躍中(…だと思う)の杏子さんです!
何の歌を歌ったかはよく知らなかったのですが、確か何かの洋楽だったかな。
杏子さんの太くて厚みのある、しっかりとした歌声は実に素晴らしくカッコよくて、
この人ホントに日本人か?と思うくらいド迫力の声をお持ちです。
ジャパンハードロックオールスターゲームの名に全く恥じることのない、最高のセッションでした。
この後ギターを持ったLUKEさん、Pantherさん、
ギターの変わりにほうき(笑)を抱えたNoisyさん(確かもう一人ほうき持ってたと思うけどうろ覚え)
そして特撮の皆さんも登場してもう1曲やってました。これも多分洋楽だったかと…。
この時はX狂兼信者であるワタクシ、
PATAさんとLUKEさんが同じ並びでギター弾いているのを見た瞬間鼻血モンでした。
いっそのことお二方が肩を並べて欲しかったな〜。Xと聖飢魔Uの下手ギタリストコンビってことで(笑)。

なお、映像的(?)に記憶違いの部分もあると思いますので、
ナニトゾご了承いただきたく思いつつ、締めの言葉に変えさせていただきます。