2003.12.30 Violent affection-heath-
Y2K ROPPONGI


事前に聞いた噂では、今回の2Daysはそれぞれメニューが違うらしいぞと聞いていたんですが、
何がどう違うか以前に半数も曲を知らない私ごときでは
2日間の違いを把握できるかが少々不安でございました。
少なくとも昨日と違うんだったら同じ曲で始まったりしないだろうと、半ば一方的に思ってもいました。

昨日もステージの前には白くて大きなスクリーンが幕の代わりを果たしておりましたが、
今日は開演までの暇つぶしなのかどうかはさておいて、
ガラの悪いバイク集団がわんさか出てくる洋画が流れておりました。
字幕が出ていたものの人の頭でほとんど見えなかったので、
実質内容はロクに把握しておりませんが、それでも画面だけは気になって見てました(笑)。
で、その映画がちょうど終わって出演俳優の名前がパッと出た途端に客席の照明が落とされたのですヨ。
まさか映画が終わるまでライブ始めるつもりなかったんじゃないだろーな?
と思いつつ、会場では一斉に笑いが起きてましたね。
その時刻は私の腕時計で19:52。
どちらにしても昨日より開演時間をさらに押してますが、
何かそんなことがどうでもいいくらい映画の終わりと照明オフのタイミングに苦笑いしていました。

そんな感じで本日も「Traitor」で幕を開けました。
一瞬「昨日と同じじゃないの?」と思ったものの、よくよく考えてこの曲はもしかしたら、
ライブの幕開けにふさわしい曲なのではないかという気がしてまいりました。
同じ曲で始まったからってメニューが全部同じとは限らないわけです。大変失礼いたしましたm(_ _;)m。
さらに今日は昨日と決定的に違うところといたしまして、メンバー全員がサングラスをかけての登場だったんです。
おお、何とも渋い演出じゃないスか!
2曲目以降小柳さん以外はサングラスを外してましたが。
いやいやこれだけでも昨日と違うと何かうれしい(単純ですみません)。

今回2日目を迎えて私なりに思ったのですが
MCでshinさんも「昨日よりも熱いライブにしたい」と言っていたように、
この2Daysは進化してるんじゃないかと。
「昨日の方がよかった」と言われるよりは、
「昨日より楽しかった」と言えた方が、演奏する側も、見に来る側もいいと思うんですね。
昨日の繰り返しをただやるだけなら、何も2日間やる必要なんてないでしょうし。
って何を偉そうに語ってるんだ私は??すみません…てか今回何か謝ってばっかだよ私。

昨日は手探りしつつも暴れたわけですが、今日はそれを踏まえて暴れた気がします。
「おっこの曲昨日やってたヤツだ。サビのあたりでこう拳を挙げて…」なんて考えるのもまた楽しいんです。
昨日初めて見たライブを、今日さらに楽しめるということなんですね。
ワタクシ個人的に、ライブにはこういう楽しみ方もあるのね〜と実感してしまいました。
噂で聞いていた、「2日間のメニューが違う」というのは、もしかしてこういうことなのだろうかと私は思ったのです。
私たちの楽しみ方も、メンバーの皆さんの楽しみ方も違っていたわけです。

とにかくどの曲も体を張ってすごく楽しめるんですよ。
私の知る曲がどうしてもheathさんの曲に偏ってしまう分コメントが大変難しいのですが、
全体的に曲を知らなくてもそれなりに暴れられるし、
とりあえずワンコーラスは曲を知っている方々の動きを見つつ合わせていけば、
ツーコーラス目からは一緒になって暴れたりできるんです。
そうやって曲を知らなくても一緒に楽しめるんだな〜。
これぞまさにライブの醍醐味でございますよ、ええ(とか言いつつ曲に対する具体的なコメントなしによくここまで書いてるな自分)
shinさんも「上がりたいやつは上がってこい」なんてかなり危険なコメントをしております。
瞬時に湧き上がった雄雄しい声がちょっぴり私の恐怖感を煽っておりました。

そう言えばこの日はワタクシ、いわゆる「逆ダイブ」なるものを初めて経験しました。
私が逆ダイブしたんじゃなくて、後ろから私の頭上を人が通って行ったってことなんです(確か男の人でした)。
んでその人はステージまで上がってましたわ(笑)。
ギャー過激や〜さすがはヤローじゃ〜気合いめちゃくちゃ入っとるわ〜すげえ〜〜などとわけわかんないこと考えてました。
ちょっと記憶が定かではありませんが、ステージからshinさんもダイブしてたかな。
いくら周りの人の支えもあるとは言え、うれしいやら重いやら(苦笑)。
ステージからのダイブで私が下敷きになったとゆー経験は過去に何回かあるんですがね、
この年になってまたそんな思いするなんて想像もしなかったですよ。でも楽しいから許す(爆笑)。

そんな感じで特にすごいと感じたのは、やはり男性のお客さんのパワーですね。
単純に見積もってもライブに来るお客さんって半数以上は女性だと思うんですけれども、
その中を掻き分けるように男性の方がすんごい暴れたりメンバーの名前を叫んでいたりすると、
「ヤバイ、負けてるぞ私」と本気で焦ります。
実際ステージの上で演奏する側も、女性の「キャー!」よりも
男性の「ウォー!」の方がうれしかったりするってよく聞くんですよね。
イヤ決してわてら女の立場が全くないというわけではなく。
要は同性にも支持されてるっていうのが男心にうれしいらしいんですよ。
その辺どうですか?男性の皆様。
その昔heathさんが、札幌のXのライブのときに
最前に坊主頭の男の子が5人いたってうれしそうにコメントしてた記憶がありますし(爆笑)。

この日ももちろん「Daydream」が聞けました。
heathさんのうなるベースに酔いしれてしまいましたね。

「喉かっ切ってみろよ!誰も見てねぇんだからよ!!かかってこいよ!」

とshinさんはさらに客席を激しく煽ります。
そして少なくとも自分のいた位置では満員電車ぎゅうぎゅう詰め状態に等しい中、
肩より上の頭と頭のわずかなスペースで無理やりヘドバンしましたよ。
当日近くにいた方、私の髪の毛がかなり当たったと思います。ごめんなさい。


アンコールで「迷宮のラヴァーズ」が聞けましたね。 
この日は客席ほぼ中央の前から2〜3列目で拝見しました。
昨日に比べてステージ全体が見渡せたので、視覚的にはとても大満足でした。
heathさんもよく見えたし、昨日遠かった深さんもじっくり見えたし、何よりshinさんをお腹いっぱい見ちゃいました。


…おい、そもそもお前誰を見に行ったんだよ(一人逆切れ)。