20030411へ進む

RX 『RXの凱旋』
RX Live Report〜2001.7.8at 福岡Drum LOGOS〜

7月8日(日)、福岡Drum LOGOS。
ワタクシkaede、ロゴスは初めてではない(むしろよく行く)がRXは初めてで、久しぶりにドキドキしてしまいました。
お仲魔様からチケットを取ってもらったんですが、何と整理番号13番!
いっいきなりですかいっっ!?はは〜っっ(←チケットに土下座)
自分で取ったらこーはならんやろうなぁ…(最も当時はまだ魔人倶楽部の会員じゃなかったのさ)

さて、開場15分前になり、ようやく整理番号順に客を並ばせ始めています。
…が、フツーは30分くらい前から並ばせるんじゃないのか?
イヤそれはホールクラスか?でもなぁ…と思いつつ、「何番ですか?」と聞きながら並んだら、
やっぱり13番ってけっこー前なのネ…と気づいてしまいました。

5分押しでいよいよ開場し、受付でドリンク代¥500を払って、とっとと中に入っていきます。
最前の一番右側が空いていたので、すかさずそこに行きました。
空いているということ以外何も考えずに行ったのですが、
セッティングされたステージを見ると、
向かって左側にマーシャルのアンプ、
右側にハートキーのアンプ…
ワタクシ以前に地元バンドのローディーなんぞをやった経験がありまして、
ハートキーのアンプが一応ベースアンプだろうということがすぐにわかったのです。
てことはベースアンプが上手側にあるから、無意識に私は石川さんのド真ん前をGet!
しかもすぐ目の前にはドでかいスピーカー。
こりゃーうなるベースがたっぷりと聴けるぞ、フフフフフ…なんて思っておりました。
いやぁ重低音大好きですから。
で、石川さんが立つであろうそこにはマイクスタンドも用意されています。
ま、まさか歌うのか石川さん!?……ってンなわけないか(笑)。


客電が消え、ついに待ちに待った瞬間です。
サポートメンバーであるギターの福原将宣さんやサックスの勝田一樹さんが次々とステージに登場します。
そして、青の色メガネをかけた人が、さっそうとキーボードのところへ歩いていきます。
そうですマツザキ様こと松崎雄一氏です。思わず私は「マツザキ様〜っっ!」と声をかけました。
…しかーし、周りの声援をよ〜く聞くと、ほとんどの方が「松っつぁ〜ん!」とか「松っちゃ〜ん!」だったので、
いつしか私も「まっちゃぁ〜んっっ!」になっていました。単純だ(笑)。

それからさらに、小さな丸いサングラスをかけ、黒いブラウス姿の石川俊介さんと、
白いくつ下が眩しい(爆笑)、ハーフパンツにTシャツ姿の雷電湯澤さんが登場。
周りの声援が一気に高揚します。
「ゼノン」と呼びたいのを必死でこらえつつ、
「いしかわさあ〜んっっ!らいちゃあ〜んっっ!」と叫んでいました。
石川さんはおもむろにマイクを口元に近づけると一言「……YEAH!」声援もそれに応じます。
そして曲が始まりました。

1曲目が終わり、再び石川さんがマイクに向かいます。
「えー、1曲目は去年発売されたアルバム『Zeitmesser』から、『!HAEY』という曲をお送りしました」
……てことは、
最初の一言はアオリではなくレッキとした曲名だったんですかいっっっ!?
あいにくライブ当日CDを1枚も持っていなかった勉強不足の私は、
一人で赤面してしまいました(それから1ヶ月もしてやっとCD買いました。何故か「新潟」で←含笑)。
けど、
「(この曲は)タイトルが逆から書いてあるもんだから、
みんなおかしな読み方するんだよねー。『!HAEY』だから『ハエイ』とか(爆笑)。
でもまー、好きに読んでもらって結構です(笑)」
……一つ賢くなりました。
また、石川さんのマイクがMCのためにあるということも、そこで改めて知ったわけです。いぇ〜い(謎)。

さて実はこの日、覚えている限りではありますが、結構古い曲もやっていたんですね。
「今はそのー、廃盤になっちゃったんですけど………」と苦笑いしながらも、
RXの記念すべき1stアルバム『CHEMICAL REACTION』から、『CHEMICAL REACTION』と『S.T.F』をやってくれました。
この曲は、聖飢魔II解散前に発布された『個悪魔活動大選抜』にも収録されているので、
何気にナマで聞けたらなぁ…なんて思っていた曲が実際に聞くことができて、私は至福でした。
うれしい事に再販されましたよね〜♪速攻買いましたともさ!ええ。

そして、中盤を迎えるとともに、湯澤さんを除くメンバーがステージを去ります。ドラムソロです。
本日の湯澤さんのドラムセットは、至ってシンプルでした。
見えた範囲ですと、1バス、2タム、1フロア、1スネアで、
シンバルはクラッシュ2、ライド1、チャイナ1、スプラッシュ(小さいシンバル)1にハイハットだったと思います。
もしかしたらクラッシュシンバルがあと1〜2枚とか、実はフロアタムがもう1つくらいあったかも知れん(苦笑)。
うぅ、メモ取っておけば良かった。
私は勝手にもっとデカいセット組んでるものかと思っていたのでとても意外だったんですが、
ライちゃんのドラミングはシンプルではありません。もちろんパワフルでした。
ときどき面白い表情を見せながら力強くドラムを叩く姿は、
笑っていいのか感心していいのか、当時の私は悩みましたね。

そんなかっこいいドラムソロが佳境に入るや否や、
ローディーの岡田NAO3が、湯澤さんの頭上後方に何かを用意しています。
それは…でんでん太鼓が描かれたエレクトリックドラムのパッドのようです。
ソロの最後に湯澤さん、スティックでそのでんでん太鼓を一打………
「グワワ〜〜〜〜ン!」
何ででんでん太鼓から「ドラ」の音がするんじゃー(と思ったら聖飢魔II時代からおなじみのパフォーマンスだったのネ)
てな感じで一同大爆笑でした。

いよいよ後半に入りました。あわせてメンバー紹介も行われます。
マツザキ様やライちゃんが、いっぱいしゃべってくれました。生きてて良かった(号泣)。
けど詳しい内容忘れました(オイ)。覚えてるのはこんなです。

石:「ところでオレとライデンは1週間くらい前にも福岡に来てるんですよね」

雷:「そーなんだよ。キャンペーンってヤツですか。
まーでもあちこちのTVやラジオに出させてもらって、宣伝に行ってねぇ」

石:「夜中のTV番組に電話で生出演ってのもあったよね」

雷:「あったあった。でも夜中の1時に電話でだよ!?わざわざ(福岡まで)来たイミないじゃん!
しかもさー、ラジオだったかなァ、オレ今のこの格好(Tシャツにハーフパンツ)と同じよーなカンジだったのよ。
そしたらさ、初対面のパーソナリティに、『ラフ以下ですね』って言われちゃったんだよ!
ラフ以下って何なんだよォ!?それってラフより悪いってコト!?」

石:「うーん…でも『すっぽんぽん』じゃないじゃん。
すっぽんぽんはすっぽんぽんで、ソレ(ライちゃんの服装)はラフ以下って…どーいうコトなんだろう?
つまりはすっぽんぽんの方が上なの?それも何だかおかしな話だ(爆笑)」

…という、だいたいこーいう内容の会話をしていました(よく覚えてたな自分…)
実は私、仕事先でFMラジオがかかっていて、
偶然RXが出ていたのをしっかり聞いているんですよ、仕事する手も休めて(ちゃんと働けよ…)
ちょうど石川さんが「FM(福岡)にも出た」という話をしたときに、
私がすかさず「FM聞いたよー」と声をかけたら、「あ、ホント?」と石川さん。
反応があるってやっぱりライブハウスならではですね。
しかし「すっぽんぽん」をMCで連発するライブなんてそうそうないと思いますが、どうでしょうか(爆笑)?

RXってインストのイメージが非常に強いと思うんですが、イヤイヤもちろん歌もありました。
石川さんのMCで紹介されて、ブレンダ・ヴォーンさんとおっしゃる小柄の黒人の女性が出てきました。
「ミナサ〜ン、コンニチハ!」と日本語でMCしてくれました。
まー当然のことながらほとんどは英語なんですが、私たち観客に少しでも意味が通じるようにと、
わかりやすい単語を並べて話してくれたのが伝わってきました。
曲の方は『Close To Me』と、『Endless Spiral』をやってたと思います。違ってたらゴメンナサイ。
広がりのある美しい歌声で、本当に心が洗われるようでした。
私は個人的に、黒人女性のように太くてコシのある歌声がすごく好きで、
それをナマで聞くことができてとても嬉しかったです。
それにしてもブレンダさんって何かすごくかわいらしい女性です。

本編が終了し、ステージ上のライトが消えましたが、みんな誰が言い出すわけでもなく、
いつしか一斉に手拍子を始めていました。「アンコール」の声も出ました。
そしてステージが再び明るくなり、今日の登場メンバー全員がステージに現れました。
アンコールは2曲演奏されたのですが、曲名覚えてません…スミマセン(…確か「LOVE FLIGHT」はやってたはずです)
初めてのRXのライブは、曲もロクに知らない状態…つまりは頭の中真っ白なまま参加したわけですけれども、
私としてはかえってそれで正解だったかも知れません。
真っ白だった頭の中は、ライブ終了後しっかりとRX色に染まっていました。
叫んだり暴れたりするライブもいいんですけれども、こういったライブは本当に初めての体験で、
また1つ、音楽に対する新しい楽しみ方を見つけたような気がしました。本当に、素敵な夜でした。

…そう言えばライブの最中に、ステージから楽屋のある3階へ直通する階段の途中から顔を覗かせていた、
ハンズの大槻さんの姿を発見しましたね。
ウラビデオで拝見した大槻さんをナマで見ることができたのもうれしかったな♪



20030411へ進む