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聖飢魔II THE SPECIAL BLACK MASS
「オールスタンディング処刑(一部を除く)
2005.12.10(SAT) 横浜BLITZ


当初参拝するのは大阪のミサしか頭になかったワタクシでしたが、
千亜希ちゃんの「せっかく見に行くんだから悔い残したくないでしょ?」の一言であっさり決心し、
運良くチケットが取れた今回の横浜初日。
ちなみに以前神奈川県内に住んでたことはあるんですけども、
横浜にライブ見に行くってことは今までありそうでなかったんですね〜。
なので私を横浜に招いたのは千亜希ちゃん、嘩惡裏、そして聖飢魔IIだったのでした。


さてさて本日の前説はゼノン石川和尚。
大阪ホールミサ2日目から連続参拝なので、連続で和尚とはかなり意外でした。
やはり「加齢による体力の低下」や「大人の色気」という、6年ぶりのミサならではの内容で、
いよいよオールスタンディングミサへの幕開けです。
ステージの前には半透明の黒い幕が下りていたものと思われます。


やがてパイプオルガンの音色が流れ、始まったのはダミアン浜田殿下による、聖飢魔II創世悪魔話!
あ〜今頃嘩惡裏はさぞかし喜んでるだろうと思いながら聞いておりましたです(^^)。
10万年前の悪夢は、今立ちっぱなしのミサという違った形の悪夢として蘇りそうです…と、とにかく腰のことが心配なワタクシ。
そしてクラシックアレンジの「地獄の皇太子」が流れた後、幕が下りて曲は「DEPARTURE TIME」へ。
ホールミサとは違った音の厚みに胸を躍らせつつも、
椅子のない客席の中で腰に余計な負担をかけないよう、また足を踏まれないよう、
かつ前の人の背中に顔拓(苦笑)をつけないように…なんてことを考えた以上、
もはや今回ワタクシは基本的におとな〜しく見るに限るのでした。
なのでこの日多分ヘドバンはしてない…ハズ(オイ)。
少なくとも4回参拝した中で一番おとなしかったのは間違いないですヨ。

話を少し戻しまして、この日の私の立ち位置はルーク参謀と怪人マツザキ様の間くらいで、
ほぼ後ろの方で千亜希ちゃんと一緒にいました。
下手側(ステージに向かって左)なのもあってか、やはりルーク参謀のギターの音が比較的よく聞こえますね。
反面勾配のない客席だけに、自分から遠ければ遠いほどステージの様子はあまりよくわかりませんで、
とりわけエース長官の様子は時々見えたり見えなかったりです。
…それでも私は6.5センチヒールのウエスタンブーツ履いてたんですけどね。

続きましては長官、参謀の美しいコーラスで始まります「真昼の月〜MOON AT MID DAY〜」です。
大教典「NEWS」では曲順どおりでもありますが、
こうやって改めて聞くとこの2曲って結構テンポが違うのだと言うことを今頃実感したワタクシ。
ミサだから多少のテンポの差はありましょうが、「DEPARTURE〜」が比較的暴れやすい曲に対し、
「真昼の月」は体でリズムを取りながら聞ける感じですね。
ミサ見るまでわからなかったことを、ここでまた発見したのでした。

間髪入れずに「REVOLUTION HAS COME」です。
あああ暴れたいのはヤマヤマですが…今日はおとなしく見るもんねー!
って別に誰に対して意地張ってたわけでもなく(^^ゞ。
でも「Hey!」で拳は挙げましてよホッホッホ。

個人的に笑ったのはこの後閣下との掛け合いにて「横浜、たそがれがあったことかと(爆笑)。
さすがに今回のツアーはホールミサと違って一部を除くオールスタンディングなので、
前の方なんてかなりの人口密度じゃないかなぁ。
その密集具合がライブハウスツアーの頃に匹敵するものかどうか…は行った人でないとわかんないですよね(^^;)。
基本的にface to aceのライブのMCでもそうなんですが、
聖飢魔IIミサにおいてもどうも互いが互いを年寄り扱いしてますよねぇ(苦笑)。

そうそう、この日の横浜ですが、その3日前は大阪ホールミサであり、
2種類目のツアーだけに演奏する曲が1曲もダブってないほど全く違うメニューなわけでして、
考えただけでも大変なことですよね。
そのせいかどうか今日の閣下は「しゃべることをあまり考えてなかった」らしく、
ところどころMCが途切れ途切れになっておりました。
しかしながら途切れ具合もネタにしてしまうのはさすがでございます。
そんな調子で「実はあまり曲順を把握してないんだよね〜(苦笑)」と閣下、
長官のギターでサクッと(^^;)始まった曲は「赤い玉の伝説」でした。
コピバンがやってるのは何度か拝見しましたが、松崎様によるあのキーボードソロが拝見できたのは至福でした。
そしてライデン殿下のスティックカウントにより「RATSBANE」へ。
数ある聖飢魔IIの中でも異彩を放つこの曲、
ハードロックとジャズの織り交ぜられた圧巻的なソロは見ものでしたね。

閣下の「楽しんでるのか苦しんでるのかー!?」に歓声が上がります。
「楽しいのと苦しいのとどっちが大きいんだ?」という問いには、
「楽しいー」と「苦しいー」と両方の声が。
「苦しい方が大きいのか(苦笑)」と閣下。
「処刑」と銘打ってるだけに「諸君たちの(立っている)状態はかなり苦しそうだな」ともおっしゃってましたね。

しかしながら曲の方はこっち(処刑)の方が
「何でこれを立って聞かなければいけないんだ」といった感じのおとなしい曲が多いとか。
その「何でこれを〜」な曲の第一弾(だっけ)として、松崎様のピアノで始まりました「白い奇蹟」、そして「ARCADIA」へ。
なるほど座ってゆっくり聞きたいような曲ですねぇ(^^;)。
ワタクシ個人的には、これを本家で聞けたのは実にうれしい限りでございましたよ。
続きましては何と「闘う日本人」!すぐ目の前に人がいるので、「ハッ!」の拳は真上に挙げてました(爆笑)。

松崎様のキーボードソロからライデン殿下のドラムソロ、
そして大きな羽をつけたゼノン和尚の華麗なベースソロ、
そこからリズムセクションへつながっていきます。

ここでルーク参謀によりリズセクメンバー紹介後、
「On guitar, on your right side!(rightのrの発音を「スペイン訛りだから(爆笑)」とも…)」と長官を紹介、
また長官により「On guitar, on your left side!」と参謀の紹介が行われます。
スタンディングミサの初日ってこともあり、ゼノン和尚やライデン殿下により、
振り落とし(前述の半透明の幕のこと)で登場して皆(客席)を驚かせてやろうと思ったのに、
幕が落ちた瞬間お客さんの顔があまりに近すぎてこっちが驚いてしまったと言う話もありましたね。
また「皆さん、お近(ちこ)うございます!」と松崎様。
「あまりの近さにムラムラしてきて、オレのリビドーが抑えられない」
という参謀の言葉により曲はそうです「精神の黒幕〜LIBIDO〜」!
エース長官の、face to ace以外での歌声が♪
やはりface to aceでメインヴォーカルをしてきた上での今回のミサだからでしょうか、
閣下とのツインヴォーカルも絶妙であります。
本家で聞きたかった曲のうちの1つがまた聞けました。

そして曲は「嵐の予感」「正義のために」へ。
こうしてみるとアップテンポな曲や、スローな曲が比較的交互にちりばめられているので、
立たされっぱなしの処刑ではありますが、
休んだり暴れたり(って今回あんま暴れてないけど)のメリハリつけやすいので私としてはかなりありがたかったですね、ハイ。
あ、何より「正義のために」ではこの年の初めにありました信者の集ひで、
私が叫び損ねた「殺せー!」(←詳しくはデモルクレポ参照)をこの日は心行くまで叫ぶことができ、
個人的にはリベンジが果たせたので自己満足なのでした。

「ヘイヘイヘイ横浜ー!おとなしい曲ばかりでそろそろ体動かしたくなってるんじゃねえのかー!?」と閣下。
何でも今日はあまり歌詞を間違えてないとか。
実は今日のMC原稿をまとめていたら夜遅くなってしまったのでとりあえず寝たものの、
やりかけのものが残ってるとなかなか寝つけなくて、
あまり眠れないまま今日を向かえてしまったそうです。
しかも「今日の我輩のトークはあまりまとまりがないが、それは何故かというとまとめてないからだ(苦笑)」とも。
なのでまとめてないから今日は歌に集中しようと思ったら、
歌詞の間違いが少ないという結果になったみたいですねぇ。
そういう意味ではいつもと一味違うミサになったわけです。

さあそれではまとまらないまま(苦笑)
「次はこの曲だどうぞ」と「BRAND NEW SONG」、「SAVE YOUR SOUL」、
そのまま「HOLY BLOOD〜闘いの血統〜」へ。

今回ばかりはアンコールで座ることができませんが、手拍子だけでも(^^;)。
やがて構成員の皆様が登場され、ライデン殿下のドラムがやがておなじみのリズムを刻みます。
リズムに合わせて一斉に手拍子が始まります。
「祇園精舎の金の声」とか「諸行無常の響きあり」とか「坊やよい子だ金出しな(会場爆笑)」とかあったのと、
あと覚えてるのは「悪魔のミサでフォー!」とか
「赤い靴はいてフォー!…つまらないので曲に行こう(会場大爆笑)」で曲はそうです「BIG TIME CHANGES」!
この曲と言えばやはり閣下と長官のあのやり取りですねぇ(*^m^*)。
ブラウン管越しでしか見たことのなかったあの光景、しっかりと目に焼き付けておこう♪
曲の後「さっきMCで言う予定だったことを思い出した瞬間歌詞を間違えてしまった(苦笑)」と閣下。
いっぺんに2つのことはできないんだ、ともおっしゃってたかな。
ちなみにその言う予定だったのは、
今回の処刑ミサとホールミサの模様をビデオ映像に残す、ということです(大歓声)。
話の流れからすると処刑ミサの撮影は今日じゃないってことですな(^^;)。
何はともあれビデオ(活動絵巻か)…実はまだ買ってませんm(_ _;)m。
そのまま曲は「1999 SECRET OBJECT」!
ちなみに「♪こ〜ろ〜げ〜まわる」閣下は人の頭で全然見えませんでしたとさ(涙)。

アンコール2回目にて登場しました長官、注目の開口一番は「ヘイエヴリバディ(会場大爆笑)」でした。
な、何だろうこのやたら横文字使いたがるキザな若者くさい(オイ)独特の言い回しは??
確か「Satan&The Devils、夜露死苦!←独断と偏見で勝手に漢字変換してみた」とも言ってたかな。
そしてゴキゲンなロックンロール(爆笑)で歌ってたのは
「♪神代〜の〜昔よ〜り〜はかい〜し〜破壊し〜下の道〜Ride on!(会場爆笑)通ずる穴は〜Darkness!(←註:元の詞は「暗い闇」)
いやはや何ともゴキゲンな悪魔の穴でございました。長官曰く
「…寂しそうな目で見ないでくれ、子猫ちゃん(爆笑と黄色い悲鳴)」
あと君の揺れるポニーテールにクラっときたとか何とか言ってましたっけか。
そして皆で閣下をお呼びしましょう、
「デーモン閣下、シェケナベイベー!」
でした。「シェケナベイベー!」と登場しました閣下、外人訛りで
「せっかく早く帰ってコーンポタージュスープ飲んでいたのに、何べんも何べんも呼び戻しやがって、
最後のあの浮いてるパンみたいなヤツ何だっけ?(客席から「クルトンー!」の声)そのクルトンが喉に引っかかって
咳き込みながら出てきちゃったじゃないかう〜れ〜し〜い〜ゾ〜!」でした(爆笑)。

で、「我々のミサのノリになってないヤツを捕まえて処刑する」という、
これこそまさに処刑でしょう、何と巨大ルーレットが登場しました。
ルーレットの周りには曲名が書かれており…でも何でパジェロってあるんだ?
パジェロが当たっ…じゃない指針がパジェロ指したらどーすんだ??と瞬時に考えましたが、その謎は翌日解けましたね〜。
話は戻って、中央に人を縛りつけ(?)頭にある指針が指した曲をやる、という趣向のようですね。
そこへ本日ルーレットの前につれて来られました、
処刑されるのは……って何故ミニスカのメイドさんが???と深く考えるのはやめておいて、
メイドさんが磔(はりつけ)されたルーレットが回りだします(文字盤は回るけどメイドさんは左右に揺れるだけですヨ^^;)。
やがて指針が示したその曲は…「FIRE AFTER FIRE」です。
ホールミサではジェイル代官のパートだったので、今回ルーク参謀によるFIRE AFTER FIREが聞けるのですね♪
私自身のホールミサ参拝は終わっていたので、
またこの曲が聞けるとは、しかも参謀Ver.で聞けるなんて思いませんでしたので至福でした。
あ〜睡眠時間ゼロで(単なる自業自得ですが)はるばる横浜まで来てよかった!
この時ばかりは暴れたかって?イヤ、見る方に専念してた…よね??多少は暴れたっけ???どうだっけ????
大阪ホールミサ初日みたいな暴れ方は絶対にしてないです、それは断言しておきましょ(^^;)。

話題は久しぶりの曲、ということについて。
初日の戸田あたりでは6年ぶりにミサでやる曲ばかりなわけですが、
今回こうやってツアーで回っていると、だんだん久しぶりという感じがしなくなってくるみたいです。
もともと1999年までは頻繁にやっていた曲もあれば、
99年の時点で93年以来にやる曲も6年ぶりにやってた曲があったわけですが、
今回は全部が6年(もしくはそれ以上)ぶりにやるわけだという…
「明日はちゃんとまとめてきます(苦笑)」と最後にはずいぶんしおらしくなっておりました閣下、
それでは最後はこの曲でシメましょう「WINNER!」です。

曲が終わり閣下により殿下、和尚、松崎様、長官、参謀の紹介、参謀による閣下の紹介が行われ、
ホーンアレンジの「THUNDER STORM」が流れミサは幕を閉じました。
後説で覚えてるのは「拍手が少ない」「足踏みが少ない」「ため息が少ない」の後、
「ニワトリの声が少ない」というのがあり、コケコッコー!と叫んだ後
「色っぽいニワトリの声が少ない」の声に律儀に応えた歓声に、
閣下が本気で爆笑していたことかと。
私はボキャブラリーが少ないので色っぽいコケコッコーは言えなかったけどね(^^ゞ。

そんなこんなで、翌日は筋肉痛より寝不足がたたって、見事に帰りの新幹線に乗り遅れたkaedeでした。


前説(ゼノン石川和尚)


聖飢魔II創世悪魔話(ダミアン殿下)


DEPARTURE TIME
真昼の月〜MOON AT MID DAY〜
REVOLUTION HAS COME

赤い玉の伝説
RATSBANE

白い奇蹟
ARCADIA
闘う日本人

Rhythm Section

精神の黒幕〜LIBIDO〜
嵐の予感
正義のために

BRAND NEW SONG
SAVE YOUR SOUL〜美しきクリシェに背をむけて〜
HOLY BLOOD〜闘いの血統〜


EN.1

BIG TIME CHANGES

1999 SECRET OBJECT


EN.2

処刑

FIRE AFTER FIRE

WINNER!


後説


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