「なんか凄いやつら復刻版」夏コレクション
2002.8.24(SAT) at Fukuoka Drum LOGOS

-出演-
ミラクルマン
CRAZY DOCTOR
CANNEL AC/DC
碑文谷団
聖鬼魔2
なんちゃって聖飢魔II


…と題されたライブイベントが行なわれました。
ハタから見たら何のこっちゃさっぱりわからんのですが、ざっくばらんな言い方をすれば…まぁコピバンイベントですね。
オジー・オズボーンのコピーをやった「ミラクルマン」、ラウドネスをやった「CRAZY DOCTOR」、
AC/DCをやった「CANNEL AC/DC」、氣志團をやった「碑文谷団」、
そして我らが聖飢魔IIをやったのが「聖鬼魔2」「なんちゃって聖飢魔II」という全6バンドでした。
よくは知らないのですが、恐らく普段は皆様別のオリジナルバンドをやってらっしゃる方々で、
聞けば3ヵ月に1回くらいのペースで、こういったイベントが行なわれているとか。
何となく以前から聖飢魔IIのコピバンが2つくらいいるらしいとは聞いていたのですが、
お仲魔に今回このイベントがあるのを教えてもらったので、どれ1つ行ってみようかと思ったのであります。

てなわけで当然のことながら私のお目当ては聖飢魔IIのコピバン、こちらを中心に話を進めていきたいと思います。
どちらにせよ他はほとんど曲がわからなかったのもまた事実(苦笑)。
でもそれなりに楽しいもんですよ。やっぱナマはいいなぁ。
あ、そう言えば今日はメイク信者さんも数名見かけましたね。
しかも私事ですがエースメイクさんの1人が私の仲魔(=友人)だったので2度ビックリ。

本日は開場17:30、開演18:00の予定だったのですが、17:30を過ぎてもしばらくは中に入っていい雰囲気ではなく、
やっと開場かと思えば最初の開演時間がかなり押してしまったようで、
お目当ての2バンドを残すのみになった頃には、既に時計は夜の9時を回っていました。
ちなみに開場から開演までは、でかいスクリーンがステージに向かって右側上方の壁に取り付けてあり、
「CM何十連発!?」の活動絵巻が流れていたので、退屈はしなかったッス。

というわけで、待ちわびた時間が刻一刻と迫ってきます。
他のコピバンの皆さんには申し訳ないくらい、「今日はこのために来たんじゃあ!」という妙な意気込みが私にはありました。
イヤもちろん他のコピバンさんでも最前で見たりしてました(そりゃ曲はわかんなかったけど…)。
大音量の生演奏聞くと無意識にリズムを刻む体質ですし(笑)。やっぱナマはいいッスよ(^^)。


さてさて、残る2バンドは絶対聖飢魔Uのコピバンだ♪しかしなかなか始まらないな〜と思っていたところへ、
ゆっくりとステージ上の幕が開きます。やがて「聖飢魔Uミサ曲第II番『創世記』」(…多分)が流れ、
デーモン閣下さながらの「ブヘヘヘヘヘヘヘヘへへ…」という、あの笑い声が響きます。
おおっ、これはかなり期待できそう??そして、しっかりと悪魔顔の構成員の皆さんが登場いたします。できる限り紹介していきましょう。

まずDr. はブルース・リーの黄色いつなぎに引けを取らぬオレンジ色のつなぎ姿でございますDIE電殿下。
ヌンチャク持ったら絶対似合う(笑)。頭はゴキゲンな赤い髪です。
体型はご本尊にかなり近い細身に見える筋肉体質(^^)。
続いて上手G.のタハール長官は「THE END OF THE CENTURY」くらいの頃のツンツンした髪型で、
全体的に紅い衣装…戦闘服ですね。きっと手作りなのでしょう。こちらは全体的に細身の長身の方でした。
さらに今回コーラスも担当されていたBa. のゼノン中村和尚は、両肩に恐竜の頭蓋骨をあしらっている以外は、
黒メッシュの長袖Tシャツにネイビーのワンピースみたいな衣装と全体的にシンプル。
なのに恐い…恐竜の骨恐るべし。
下手Gt. のルークU-10参謀はショートの金髪で、服は全体的に皮系、戦闘服というよりは普通にロックな感じ。
そしてVo. のクリーチュア閣下は頭に孔雀の羽の帽子(?)をつけられ、
肩から胸元にかけてとにかく恐レスを思わせるごつい鎧の如き戦闘服。
体は比較的大きめで、背丈も結構ありましたね。
黒メッシュTシャツの上から袖のない長いジャケットを羽織り、ベロア地の黒いマントを翻しながら颯爽と登場です。
……以上、記憶だけで書いているため果たしてどれだけ伝わるのかがかなり不安な説明でした。


「地獄の皇太子!」という言葉と共に、「聖鬼魔2」のステージが始まりました。
今日は単なるコピーバンドのライブではないな、と私は思いました。
登場してきた構成員の皆さんの、気合の入りまくった悪魔顔や戦闘服もさることながら、
これはミサだ!という気分で楽しめる空間を、皆さんとお客さんが一体になって作っているんだ、と感じました。
中でもクリーチュア閣下はMCがかなりデーモン閣下ご本尊に忠実だと言う印象を受けました。
まるでそこに本当に閣下がいらっしゃるかのように(声質も結構近かったッス)。
聖飢魔U解散までにミサをこの目で見ることが叶わなかった私にとって、これはとても嬉しい光景でした。
もちろん本物のミサをご存じの方にはそれなりの感想もあるかと思います。
しかし今の私では本物のミサを踏まえた上での感想の述べようはないもので…当日いらした方でぜひお聞きしたいものです。
どうでしょう、実際のミサってこんな感じですか?

今回テレコ持参していながら全く使わず、おまけに何のメモの用意もなかったので、
完全に記憶の糸をたぐり寄せながらのうろ覚えレポートであることをあらかじめお断りしておきます。
けど、せめてやってた曲ぐらいは書ける範囲で書いておきましょう。セットリスト再現は不可能ですが。

「地獄の〜」の次は、クリーチュア閣下がスタッフの方に持ってこさせた1個のリンゴを片手に、

「我輩は『紅玉』を買ってこいと言ったのに、『紅玉がありません』とスタッフにあっさりと言われてしまい、
今ここにあるのは……『ジョナゴールド』だ(笑)。しかしこれはジョナゴールドだがあくまで『紅玉』なのだ。
諸君、この紅玉が岩手県と青森県の一部では何という名で呼ばれているか知っているか?
(知らなーい、と観客側からの声に)…そうか、まぁ一応知らないというのはお約束だな(微笑)。
ならば教えてやろう…いいか諸君!この果実はな、岩手県と青森県の一部の地域では、
『ま○こう』と呼ばれているのだ!さあ、何故こいつがそんな下品な呼び方をされているのかは知っているか?
(再び知らなーい、の声)それはだな、これが悪魔の実だからだ!!」

そしてU-10参謀のギターイントロ…そうです「アダムの林檎」です。
その後ジョナゴー……いやいや『紅玉』は、
最前にいた和尚メイクの方に投げたか手渡されたかしてたみたいですね(手渡す瞬間は見ていないので)。
それから「MASQUERADE」「蝋人形の館’99」「有害ロック」…とこんな感じの流れでした。

さて、ここで「我輩の同類…ま、お友達かな」と紹介されて登場するは
「なんちゃって聖飢魔II」の閣下、参謀、長官。こちらも簡単ではございますがご紹介をば。

デーモン中島閣下はクリーチュア閣下よりは小柄な方で、
しっぽのついたクリーム色のエスキモー帽を被り、やはりいかつい(?)戦闘服。
エース緒方長官は全体的に髪の長い方で、後ろに1つ縛りでした。
長官といえば短髪に長い襟足ですが、なるほどそうきたか(笑)。
戦闘服は「BIG TIME CHANGES」頃です(帽子こそないんだけど)。
ルーク花畠参謀はというと、セミロングのフワフワした銀髪で、何故か髪と同じ色のあごひげをたくわえています(笑)。
服は皮系ですが膝までのハーフパンツに、上は前をはだけて着ているブラウス……いや、多分ジャケットだったかな。比較的ラフな感じでしたよ。
で、どちらかというとクールなイメージ(と私が勝手に思っている)U-10参謀とは打って変わって笑顔がとても印象的です…ひげも(爆笑)。
RXは引き続き聖鬼魔2のメンバーで、曲は「精神の黒幕」。
そう、なかじ閣下と緒方長官の絡み合うヴォーカルがたまりません(^^)。
一方DIE電殿下のスティック、ふと見るとかなりささくれて、ボロボロになっています。さすが消耗品(何じゃそりゃー)。

この辺りの記憶が少々…いやかなり飛んでしまっているのですが、続いては再び聖鬼魔2登場。
クリーチュア閣下は「LIVING LEGEND」ばりの衣装にお召し替え、頭に被るは白い羽の帽子です。
曲は「嵐の予感」。U-10参謀の奏でるイントロのアコギのアルペジオは優しく、
しっとりと包み込むように歌い上げるクリーチュア閣下。何か感動してしまいましたね。
そして「KIMIGAYOは千代に八千代の物語」「WINNER!」と続き、クリーチュア閣下がなかじ閣下、緒方長官、花畠参謀を再びステージへ呼びます。
もうとにかく閣下2名の会話が何だかおかしくて仕方がなかったです。
それぞれに閣下なんだけど、それぞれの個性ってモンがかみ合ってるようでかみ合ってなくて(息が合わないとかそういうことではなく)、
「何だか今日はやりにくい(苦笑)。我輩は一体どうすればいいんだ」と、なかじ閣下が申しておりました。

そんな感じで、なんちゃって〜の皆さんも勢ぞろいでラストを飾るは
「(具体的にどんな内容の話かは忘れましたが)こんなヤツをどうしたらいい!?」「殺せー!!」のやり取りで始まる「JACK THE RIPPER」。
ステージ上の人数(?)が多いから気分はちょっとサタンオールスターズ(^^)。
閣下と長官と参謀が2名いて、RXがいて……ええモン見れたなー。
私自身最前にいたため客席全体の事は把握できなかったのですが、どうでしょう…一番コピーの度合いの高いステージだったと思います。

 「ただコピーする」だけではなく、その後物販席でうかがったところによれば、
戦闘服もほぼ手作りなんだそうです(あ、MCではクリーチュア閣下が「徹夜で衣装作った」とも言っていました)。
ちなみにDIE電殿下のオレンジのつなぎは、作るつもりだったけど購入したものだとか。
聖飢魔Uは今現在解散しているものの、
解散前を思わせる、思い出させるいいイベントだったのではないかと思いました(決して他のコピバンを無視してるわけではないッス!)。
今回の聖飢魔IIのコピバンのメンバーさん全員が信者かどうかは存じませんが、
間違いなく信者の方もいらっしゃるでしょうし、そういった方々も含めてこのような機会を設けていただき、
とても楽しい時間を過ごすことができて、本当に私は「不幸せ者」です。