なんか凄いやつら復刻版〜年忘れ!ニセモノだらけの大忘年会!?〜
2002.12.14(SAT) at Fukuoka Drum LOGOS

-出演-
椎名毒林檎
殺人人形
ふらぁ〜と 馬鹿
聖鬼魔2
なんちゃって聖飢魔II


今日もやってきましたコピバンイベント!!
偽者と言ってしまえば偽者ですが、現時点で存在しない偉大なるバンドもいらっしゃるわけで、
フリークさんにしてみればうれしい限りですね。

今回は、椎名林檎をコピーした「椎名毒林檎」、MURDER DOLLSをコピーした「殺人人形」、
フラットバッカー(のちに「EZO」と改名)をコピーした「ふらぁ〜と 馬鹿」、
そして我らが聖飢魔IIは「聖鬼魔2」「なんちゃって聖飢魔II」の全5バンドでございました。
基本的に聖飢魔IIのコピバン中心のレポートですが、他のコピバンの方々もちょっとだけ紹介していきましょう。

毒林檎さんは、あのTVでもおなじみの白衣の天使姿(…でいいのか?表現)で、歌声が結構似てましたね。
バンドの方もちゃんと白衣を着られていて、
何でもVo. (毒林檎さん)、Ba. 、Dr. のお三方はオリジナルバンドで結構ヘヴィな曲をされているそうです。
それで椎名林檎嬢(とMCで毒林檎さんが言ってた)を歌うとは、何ともギャップがありましたね。

殺人人形(=直訳)は、ワタクシ個人的に大好きな、恐〜い雰囲気でメイクやヘアスタイルが奇抜で激し目の暴れ系でした。
MURDER DOLLS自体はよく存じ上げませんが、私は本物のほうも好きになりそうな気がしました。
機会があったら音源探そうと思ってたのに未だに買ってない…。

LOGOSの入口の上にある看板(?)に書かれた出演バンド名を見たときはピンと来なかったのですが、
Vo. の方が「どうも、ふらぁ〜と…馬鹿です!」と「馬鹿」を強調して言ったので大爆笑しました。
私が持っている某ライターさんの書かれたかなり古い音楽記事をいくつか集めた本で、
フラットバッカーというバンドがあったことは知っていたんですね。
で、Vo. 氏の目元のメイクを見た瞬間、漠然と「何かフラットバッカーみたいだな」と思ったら
「ふらぁ〜と…馬鹿です!
だもんだから、もー笑うしかない。
「いいか?(オレが)ふらぁ〜と!と言ったら馬鹿!って言うんだぞ。ふらぁ〜と!!」
とVo. 氏が叫べば「馬鹿ー!!」とお客さんも返します。皆さんノリいいですな(^^)。
2曲終わって「頭振らんかい!」とか「席立たんかい!」とかすごい口調で言うんですが、
馬鹿だから何いってもおかしい(失礼な)。
このVo. 氏、よくマイクを上に放り投げてはキャッチするという動作を繰り返していましたが(本家本元もやっていたのでしょうか)、
1回だけ受け損なって派手にマイクを落としたり、動き回っていたときに自分の足がもつれてすっ転んだり(笑)。
かと思えば2曲目か3曲目の出だしをDr. の方が間違えてしまい、いったん曲を止めた後
「リハーサルを3回しかやってないからこういうことになるんだよ。だから馬鹿なんだよ」
とよくわからない理屈を言っていました(爆笑)。

それでは、いよいよ我らが聖飢魔IIです。
暗転の中、「ブヘヘヘヘヘヘヘヘ……」と耳になじんだあの笑い声が響きます。
声の主は「聖鬼魔2」のクリーチュア閣下です。
本当に閣下ご本尊の雰囲気をよくつかんでいます。すごいです。

やがて幕が左右にゆっくり(だったっけな)と開きます。
「聖鬼魔2」の構成員の皆様が登場し、「創世紀」が流れます。
では構成員の紹介張り切っていってみよう!(ドリフ風に)

DIE電殿下は私が前回レポートしました同年の8月のミサ同様、
ブルース・リー仕様のオレンジ色のつなぎ姿+赤のツンツン髪です。
ルークU-10参謀は、イメージとしましては天然パーマのルーク参謀ご本尊が、
「NEWS」の頃に短髪ストレートヘアにされた感じに近いヘアスタイルで色は金髪、
生え際が若干伸びてて黒いけどプリンほどではなく、かえってその完全な黒髪でも金髪でもないアンバランスさがいい雰囲気です。
服装はちょっと短めのマント風上着、首には黒か紺系の玉つなぎネックレス(わかってくれ)、
下は黒いTシャツかランニングの上に黒のメッシュシャツで、確か合皮パンツだったと思います。
今回上手ギターは「なんちゃって聖飢魔U」のエース緒方長官。
おなじみ軍服姿で、確か軍帽が後ろのエフェクターラックの上にちょこんと置いてありました。
和尚は服装こそ前回レポートした方と同じですが、本日はゼノン九魔和尚です。
余談ですが過去に「紙」でこのミサをレポートした際、
前回と今回たまたま服装が同じだったため和尚は和尚でも違う悪魔だと気づかなかったワタクシ。大変失礼いたしました。
そしてなん凄主催でもありますクリーチュア閣下は、頭のてっぺんからつま先まで全身ひたすら閣下なのです。
気合メチャクチャ入っております。しゃべりの流暢さまで閣下だからもう頭上がりませんです。ゴイス!

「ブヘヘヘヘヘヘヘヘヘ……聖鬼魔2。地獄の皇太子!…は二度死ぬ!!」
…これはもう、してやられましたね。確か人様のミサレポで、
B.D.3年ごろ(西暦で言うところの'96年)にこういう引っかけ(?)があったというのを何となく知ってはいたのですが、
ここでそう来ましたか閣下!絶対に根っからの信者でいらっしゃいますよね?ね?ね?ね?(←しつこい)

え〜例によって全くの記録なし+記憶だけで書かせていただいておりますので、
曲順その他はうろ覚えです。ナニトゾご了承いただきたいと思います。書ける限りは頑張ってみます、ハイ。

「APHRODITE」…これ聞けてうれしかったな〜。
この当時母のパソコンを拝借してDVDでラストミサ2日目を見ていて、長官のコーラスにうっとりしたものですが、
この日も緒方長官真正面にしてうっとりしておりました(さぞかしアホな面して見ていたに違いなひ)。
例えそこにいらっしゃるのが本物ではなくとも、
その場所で長官のお顔で長官のコーラスっていうシチュエーションと言っていいのか…何とも言葉にしがたいものがあります。
「生演奏=LIVE」というところが刺激的だったのかも知れませんね。
そして「KIMIGAYOは千代に八千代の物語」は、前回のイベントで初めてかけ合いを覚えたので、今回バッチリできて自己満足(笑)。
「GUNS'N'BUTTER」ではもう拳をガンガン振りましたね。

「ここに取り出したるは…とは言ってもいつもタイミングよくスタッフが(林檎を)持ってこない(笑)。
…そう、『ジョナゴールド』(苦笑)。前回も紅玉が手に入らなかったのだが…まあいい、これを紅玉だと思って聞いてくれ。
これが青森県および岩手県の一部の地域において何と呼ばれているのか、知っているか!?」
「知らなーい」
「知りたいかー!?」
「知りたーい」
「これはだな、何と…ま○こうと呼ばれているのだ!!」
「え〜っ?ウッソォ〜!やっだぁ〜!コマネチ〜!!」
とお約束(笑)。
「さて、これが何故そんな下品な名前で呼ばれているのか…それはこれが、悪魔の実だからだ!!」
というわけで曲は「アダムの林檎」へ。

もう1つの聖飢魔IIコピバン、「なんちゃって聖飢魔II」の登場です…どの辺だったかは自信ないのですが(苦笑)。
よって緒方長官は今回かけ持ち状態です。またDIE電殿下も然り。本当にお疲れ様です。
こちらも記憶の糸をたどりながら可能な限りご紹介いたします。

デーモン中島閣下は、クリーチュア閣下とはまた違った迫力のいかつい戦闘服に、しっぽ付きのエスキモー帽姿。
こちらもやはり頭のてっぺんからつま先まで…(以下略←オイ)。
下手Gt. はジェイル花畠代官。お名前でわかりますように前回銀髪のルーク参謀をやっておられた方でございます。
服装は「SATAN ALL STARS」ばりです。で、白ブーツが全部白のガムテープでぐるぐる巻きでした(笑)。そうとう歩きにくそうだ…。
そして今回より「なんちゃって〜」に和尚が加わりました。セゾンマーシー和尚です。
肩に細めでふわふわの白い羽のマラボーをつけ、「MOVE」のイメージに近い中国風のデザインの黒い戦闘服をお召しです。

全体的に入れ替わり立ち変わりだったため、
「聖鬼魔2」が何の曲を、「なんちゃって聖飢魔II」が何の曲をやっていたのかを詳しく覚えておりません。
が、あえて言うとすれば…ずっと出っぱなし弾きっぱなしの緒方長官、
時折「しんどい」「腰が痛い」(無理もない…)と腰をトントンと叩いております。
そこへ「大丈夫?次の曲は長官が最初にギターを弾くんだから」となかじ閣下がおっしゃいました。
すると緒方長官、「頑張るぞ!」と言わんばかりのガッツポーズを取り、やがて奏でるそのフレーズは何と「G.G.G.」!!
そりゃーもうみんなで歌いましたよゲゲゲのゲ〜♪そー言えば本家もそうですがこちらの長官も確か「年長者」って言ってたような……。

それと、DIE電殿下、U-10参謀、なかじ閣下、緒方長官、マーシー和尚(多分)で始まった「秘密の花園」では、
間奏のギターソロの部分で花畠代官が出てきたこと!
10周年の方の「SATAN〜」ばりの登場っぷりで…憎いぜちくしょう!(←落ち着け)
そしてなかじ閣下はこの美しいバラードをしっとりと聞かせてくださいました。
声がすごく伸びていて、聞いていて気持ちがよかったですね。
エンディングに至っては参謀、代官、長官の3名並んだギターソロなんてもうワタクシ倒れそうでした(オイ)。
つくづくおいしいモン見れたな〜と思います。

スタッフの方によって、突如白い紙の貼られた黒く大きな板らしきもの(電飾が周りを縁取っていた)が登場。
こ、これはもしやあの……そう、和尚の書です!
読物教典「悪魔の黙示録」で和尚の書があったのは知っていても、どういうシチュエーションでやっていたのかは今回ナマで見て初めてわかりました。
またしてもおいしいモン見れました(笑)。
九魔和尚、肩の恐竜の骨を外して満面の笑みで颯爽と現れ、
手には刷毛と墨入りのバケツ…ではなく紙コップ(笑)を持っており、おもむろに何やら書き始めます。
まず紙の右上に、一筋の横線をスーッ…と思いきや、書き始めのところが下に少し流れてしまいました。
確か聖飢魔IIご本尊の全国都道府県ツアーでは、
紙を貼った板を立てて書くときに下に流れないようにするため墨に糊をまぜて使われていたそうですが
「糊が足りなかったのかもね」とは仲魔談です(笑)。
やがてそれは「柊」という文字として完成しました。
出来上がりを見た九魔和尚、「それにしても…何?これ。きったねぇ」と苦笑い。
ナレーション状態(?)のクリーチュア閣下からの「和尚、何故にその字を書いたのだ?」という質問に対し、
「だって…もうすぐアレの日じゃない」と微笑む和尚。
そして照明が落ち、書の周りの電飾が光り、
「きよしこの夜」の英語バージョン(英語のタイトルをド忘れしました←忘れるな)が流れます。
柊の木はクリスマスツリーの象徴、というわけです。
聖飢魔IIにクリスマス…もうおわかりですね。美しいピアノのアルペジオとともに、「悪魔のメリークリスマス」が始まります。

えーどの辺だったか忘れてしまいましたが、不意にDIE電殿下がトットコ走ってきて、
なかじ閣下の前に来ると、ご自分の背中を指差しています。
そう、ラストミサ2日目の、「閣下、チャック下ろして」シーンの再現(含笑)です!
信者(の一部?)からは黄色い悲鳴が上がっておりました…ワタクシも(爆笑)。
「考えてみたらライデンも(緒方長官同様)ずっと出っぱなしの叩きっぱなしなんだよな…どうだ、この筋肉!」
となかじ閣下のお言葉に、上半身裸のDIE電殿下はしっかりと筋肉を見せるポージング(笑)。
す、素敵すぎる…。曲は「WINNER!」「1999 SECRET OBJECT」「BAD AGAIN」(順不同)と、どんどん佳境へ向かいます。

「諸君は夢を持っているか?夢は自らの手でつかむものなのだ。
幸せは歩いてこない。夢をつかむためには…そうだ、自らが進まなければならない。見失わないうちに(註:内容はかなりあやふやです)
とクリーチュア閣下のお言葉の後、曲はラストの「EL.DO.RA.DO」へ。
曲が全て終わった後、今回の悪魔様全員がステージに登場したりと最後までたっぷりと「魅せて」いただきました。
忘年会と言うその名目にふさわしく、年を忘れて来年へ向けるための、大きな駆け出しとなったことと思います。