なんか凄いやつら復刻版」〜偽者達の五月ぼけ?〜>
D.C.5.5.31(SAT) at Fukuoka Drum LOGOS

-出演-
METAL GOD's
ロケット愛撫
海月 Ver.2.0
GUNS'んROSES
聖鬼魔2
なんちゃって聖飢魔II



魔暦5年明けて初の「なんか凄いやつら復刻版」通称「なん淒」でございます。
では早速今回出演しました皆様を少しご紹介させていただきます。
毎度のことながら私の書くレポートは聖飢魔IIコピーバンド「聖鬼魔2」ならびに「なんちゃって聖飢魔II」中心ですので、
ナニトゾご了承いただきたく思います、ハイ。

まず本物を全く知らなくて申し訳ないのですが「METAL GOD's」…開演前にステージ上のスクリーンに流れた本物の映像では、
スキンヘッドでサングラスでビョウだらけのライダースジャケット姿のVo. の方の印象ぐらいしかなかったんですが、
コピバンの皆様は全体的に音が太く、実に恐いくらい迫力のステージでございました。
(後日談:スキンヘッド〜ライダースジャケット=ロブ・ハルフォード、だったんですね〜)

続いてXのギタリストでおなじみhideのコピーバンド「ロケット愛撫」。
ワタクシXファンでもありhideちゃんのライブも行ったので、その頃を思い出して結構楽しませていただきました。

お次は「海月 Ver.2.0」。海=SEA、月=LUNAってことで、何とLUNA SEAのコピーバンドさんなのでした。
LUNA SEAも以前ライブ行ったことがあるので、その頃を思い出して…(以下同文←笑)。

そして「GUNS'N'ROSES」のコピーバンド「GUNS'んROSES」。
曲こそ知らなくてもバンド名は知っていたので、
さすがに「海月〜」とは違ってこちらは一目見て何のコピーバンドかすぐにわかりました(苦笑)。


さてさて、いよいよ「聖鬼魔2」のクリーチュア閣下による、
デーモン小暮閣下ご本尊さながらの迫力の5分前諸注意を聞けば、
その時が目の前にまで迫っているということを実感いたします。

そしてついに「聖鬼魔2」のミサの幕開けであります。
では僭越ながら(?)構成員紹介をさせていただきます。
まずサポートDr. のライデンジョーイ殿下(誠に勝手ながら表記上の都合で敬称をつけさせていただきました)、迫力のドラムでございます。
続いてBa. のゼノン九魔和尚、肩の恐竜の骨が相変わらず恐怖心をそそられます。
上手(ステージに向かって右)のGt. は「なんちゃって聖飢魔II」のエース緒方長官。
以前あった後ろの長い髪を切られ、しっぽ(しっぽ言うな)を伸ばし始める前の長官の雰囲気をかもし出しております。
下手(ステージに向かって左)Gt. はルークU-10参謀。聖飢魔II加入当時の短髪の参謀を思わせます。
そしてVo. のクリーチュア閣下、いつもながらデーモン閣下に忠実なステージングには脱帽です。
注目の1曲目はU-10参謀のギターで始まる「DEPARTURE TIME」。
クリーチュア閣下の伸びの良い歌声に心を奪われてしまいます。
のっけからテンションが上がったところへ次は「MASQUERADE」へ。
U-10参謀の速弾きギターソロがまたかなりいいんですよ。

曲が終わり、クリーチュア閣下による客席とのシャウトの掛け合い。また
「いくら我々の顔が白いからと言って、決してパナウェーブ研究所ではない。れっきとした悪魔教の教祖だからな!」
という時事的な話題をふんだんに盛り込んだ笑えるMCを挟んで「空の雫」へ。
本家さながらのギタセクによる美しいコーラスとファルセット(ウラ声)は、聞いていて実に気持ちがいいです。

ここで、「なんちゃって聖飢魔II」の皆様がご登場です。
引き続き演奏されるジョーイ殿下と緒方長官に加えて、ここでも構成員の紹介をいたしましょう。
Ba. のセゾンマーシー和尚は中国服風(と私が勝手に思っている)に羽のマラボ―を肩にかけられたお姿です。
また下手Gt. はジェイル丸山代官です。サタンオールスターズでおなじみ赤黒戦闘服姿ですね。
Vo. はデーモン中島閣下です。クリーチュア閣下が「青デーモンで〜す」と言うと、なかじ閣下が「赤デーモンで〜〜す!」とシャウトしました。
この閣下2名の会話がまた面白いんですよ。
「戦闘服を作るにあたり、ミシンの1台や2台は壊れる。業務用ミシンを買うことをお勧めする
と言うクリーチュア閣下に、
「針になかなか糸が通らなくて、『(クリーチュア)閣下、通りません!』とか言ったりして(笑)。
でもやっとの思いで糸通して、良く見たら下糸が入ってないという(爆笑)」
となかじ閣下。それに対して
「当たり前だ、我輩は悪魔だから意地が悪いのだ(笑)」
とクリーチュア閣下。

それでは曲は「怪奇植物」です。
クリーチュア閣下とはまた一味違う、なかじ閣下の伸びやかな歌声が響きます。
曲の後にはなかじ閣下の「車のドアに左手の中指を思いっきり挟んでみました」トーク。
これがまた聞いているだけで痛々しいので、事細かに書くのはさすがにやめておきます。
「車のドアに指挟んだことある人!(数名手を上げる←私も含めて)…結構いるな(笑)」
中でも一番笑えたのは、夜中に救急病院でレントゲンを撮ってもらう時のお話。

「手を広げて撮ればいいのに『中指だけにしてください』と言われ、
しかも『(挟んでない)指は曲げてもいいですよ』と言うことで、真夜中にFxxk youのポーズでレントゲンを撮り、
その写真を見ながら先生から『あー、ここがですね〜』と説明を受けたという(笑)。
何で我輩だけこんな地獄に堕ちるような…いや地獄に帰るような思いをしなきゃならないのかと。
せっかく(会場に)これだけの人間がいるんだから…
ジェイル、一つ地獄行きになるような曲を奏でてやってくれ」

と言うなかじ閣下の言葉で、丸山代官が奏で始めたギターフレーズは、そうです「テロリスト」です。
皆で地獄行きになったところで(意味不明)、続いては「地獄の皇太子」へ。
この曲は通常「地獄の皇太子!」で始まるのがお約束ですが、
何故かダンディ坂野氏の「ゲッツ!」をやっていたのには笑いました。
また緒方長官と丸山代官のギターのからみは鳥肌モンでありました。

ここで一旦構成員の皆様が退場され、白く大きな紙を貼られた板が用意されます。
…おわかりですね?「和尚の書」の時間です。
前回見たときは九魔和尚でしたが、今回はマーシー和尚が書を担当されます。
一筆書く度に客席の方に満面の笑みで振り返るのがとても印象的で、
一つ一つの動きがすごくかわいらしく見え…って偉大なる悪魔様をつかまえて何てことを言うんだ私。
で、完成した文字は「楽」
ここへ戦闘服をお召し替えのクリーチュア閣下のご登場。
「楽しむってこと?でもこの字、何か足りないんじゃないの?」
と閣下のお言葉に、和尚が付け足したのは草かんむり…そう、「薬」の字です。
「今SARSが流行ってるじゃないですか。だから今必要なのは…免疫力です!」と和尚。思わずうなずいてしまいました。

書の後はジョーイ殿下のドラムソロを挟んで、やがて「聖鬼魔2」の皆様が登場され、
そのまま「THE END OF THE CENTURY」、「HOLY BLOOD」へ。
そしてBa. のみ九魔和尚を残して「なんちゃって聖飢魔II」の皆様のご登場で「WINNER!」へと続きます。

最後に悪魔の皆様が勢ぞろいで、ラストはU-10参謀の奏でるイントロで始まる「FIRE AFTER FIRE」です。
2名の閣下の歌声は力強く、3名のギタリストと2名のベーシストの奏でる演奏はずっしりと厚みがあり、
ジョーイ殿下はそれらをしっかりと支えるパワフルなドラミングを聞かせてくださいました。