Saturday Night Rock Fever!
2009.6.13(SAT) at SILVER WINGS


出演バンド

Silver Fang
CRACKS & RABBITS
Rough & Blue
JELLY ROLL BALER


↑各バンド名をクリックするとそれぞれのレポの先頭にジャンプします↑

ここ最近の私の傾向といいますか悪い癖といいますか、
今回もその例に漏れず(?)前日に滑り込みで行く決心をしてしまいました。
でも、かねてから気になってるライブではあったのですヨ。
ブログでもちょっと触れてますが、出演バンド4バンド中3バンドに
Bed Companyのリズム隊とギタリストが在籍しているという面白い対バンなので、
これもし行けるんだったら行きたいなぁとは思ってまして。

実はこの日どこかのバンドが主催したライブイベントなのだと信じて疑わなかったのですが、
何のことはないハコ側のブッキングライブだったと知り「ええええ〜〜〜〜〜〜〜っっっ!?」と
PCの前で危うく本気で叫びそうになりました。
しかしながら、自分でこのレポを書きながら、
何故これがブッキングライブだったのかを徐々に理解していくのでした^^ゞ。


で、「初めて行くライブハウス」と言えば高い確率で私にとって縁が深いのが迷子(苦笑)。
和音堂や大阪MUSEにスキップで行けるようになるまでどれだけかかったことか…
それでも最終的にたどり着いてはいたんですけどね。
まして今回は京都ですから、迷う確率はさらに高いと見て、
念のため地図はライブハウスHPの掲載分+Googleマップと2枚用意しておきました。

阪急河原町駅からちょっと歩くようですが、わざわざ京阪電車に乗り換えるような距離でもないので、
地図とにらめっこしながらまずは八坂神社方面へ向かってまっすぐ歩き、
ぶち当たったら有無を言わさず回れ右、ではなく左向け左で方向転換。
しかしそれでも今までの経験から「ホントにこれで合ってるかなァ…」と何度も何度も地図を見ながら歩いていると、
不意に前方から男性に「kaedeさん!?」と声をかけられ、びっくりして顔を上げたら…

おおっとJRBの角谷さんではあ〜りませんか(←チャーリー浜風)

本日の出演者のお一人である彼がこのあたりを歩いていたとなれば、間違いなく目的地は近いと確信しました。
さらに「このまままっすぐ行ってもらったら看板も出てるから大丈夫ですよ」とあたたかいお言葉をたまわり、
安心してさっきより軽い足取りで銀の翼目指して歩き出したのでした。
結果一度も間違うことなく無事にたどり着くことができましたよ♪


…というよくわからん長い前フリで失礼いたしましたm(_ _)m。では気を取り直してレポ行きましょうか^ー^。


Silver Fang

Silver Fang

トップバッターはSilver Fang。
会場である「SILVER WINGS」とよく似た名前なのは単なる偶然のハズですが、
ときどきこんがらがってしまうのは私だけではなかったハズ。
こちらはベドカンのリズム隊である、ベースのSINさん、ドラムのオオノさんのお二人が在籍しているオリジナルバンド。
ギタリストの方の外見が某Yngwieっぽい印象があり、でも持ってるのはフライングV…と思ったら、
どうやら普段はストラトをお使いらしいとか。
いずれにしても、全体的に重圧感あふれるサウンドです。
重圧感といいましてもメタルではなく、私が思ったのは神戸で拝見したときのベドカンのイメージが一番近いということ。
なのであえて表現するとしたら
へヴィな正統派ブルースロックって感じかな(ハードロックバンドじゃない、と某所でSINさんがおっしゃってたので)
そう考えたら、ブルースロックという意味でブッキングというのも
あながちうなずけるものだな、とこんなところでいまさら納得したワタクシ。

まずはオオノさんのドラムで一気にステージへの幕開けに、早くも歓声が起こっております…
とりわけ本日の出演者による歓声が目立ってるのは気のせい??(^m^)。
そう言えばトップバッターであることを「野球で言うところの出塁して後続にチャンスを託す役割」なんておっしゃってましたが。
私は客席後方の左側にいて、つまりSINさんを真正面で拝見できる位置。
これでもかってくらいたっぷりと重低音を堪能しておりました。
ギターの音は、マーシャルを使ってることもあってか今回のライブでは比較的太かった方だと思います。
曲調は少し激しいものからメッセージソングの意味合いのあるもの、
スローナンバーまでと多岐に渡っていて、聞くものを飽きさせない印象がありました。
1バンドあたりの持ち時間長めだったのか、4バンドのトップバッターにしてはのっけからたっぷり聞かせてくれましたね。
またゼヒ拝見したいです♪


CRACKS & RABBITS

CRACKS & RABBITS

あれ、何かが足りない…と気づくのにしばらくかかりました。
というのは、メンバー構成がギターヴォーカルとドラムのお二人のみで、何とベースがいないのです。
いないんだけど、それで特に物足りなさを感じなかったのがベースが必要のない楽器だからではなく、
彼らCRACKS & RABBITSの場合に限ってはなくても大丈夫だった、とでも言うのでしょうか。
その珍しい楽器編成に真っ先に強いインパクトを与えられました。

「ところで今日、誕生日の人いないですか?いないですか?じゃ、勝手に祝わせていただきます」
と、始まった曲は「誕生日」というタイトルだったと思います。
ベースのいない2人編成での曲は、こういうのもありだな、という印象を受けました。
ギターの音色がどちらかというとあまりエフェクトでいじらないギター本来の音を活かした感じで、
一昔のグループサウンドによくあったいかにもジャカジャカ弾くギターの音なので、
それがベースがなくても問題なく聞こえる理由なのかも知れません。
 2曲くらいやって、既に3回くらい「CRACKS & RABBITSです」とおっしゃってました(笑)。
あとメンバー紹介でドラムの川本 真太郎さんと、ギターヴォーカルのkoba-yangさん。

「好き嫌いはあるでしょうが、これが京都のロックンロールです」とkoba-yangさん。何か深い言葉です。

どのへんだったか、koba-yangさんがそれまで使っていたギターから
テレキャスターに持ち替えました(その前に使ってたのがTEISCO=テスコ、というメーカーのものだったらしい)
ヘッドを見た限りFenderって書いてあったと思うのでテレキャス「タイプ」ではなく正真正銘のテレキャスであろうと。
テレキャスと言えば、子供の頃に実家に昔あったんですよ。
少なくとも某高見沢さんの天使だの悪魔だのの変形ギターが出てくる少し前だったでしょうか、
エレキギターと言えばストラトかテレキャスかレスポールだろって時代だったのかもしれません。
その当時、もともと私はエレキもアコギも両方含めてギターの音ってあまり好きじゃなかったんです。
ギターに興味持ち出したのは完全に音楽の嗜好がハードロック方面に向かいだしてからだし。
多分、今回CRACKS & RABBITSで聞いたのは子供の頃に聞いた、自分が好きじゃなかったギターの音なんだと思いました。
当時好きになれなかった音を今聞いて、やっぱり好きじゃないかと言えばこれが違うんだな。
ああ、私も大人になったんだ、とどこかズレたところで感動していた自分がおりました(閑話休題)。
何でテレキャスに持ち替えただけでここまで文章浮かぶのか自分でもよくわかりませんが(ってオイ)。

曲の中ではスライド奏法(ボトルネック奏法、とも言いますね^ー^)を使ったものもあって、
電気の力ではなく道具やテクニックで音をいじることによるギター本来のよさを余すことなく表現していたなと思います。
何をえらそうに、と言われそうですが^^ゞ。


Rough & Blue

Rough & Blue

気づけば3回目の参戦となりましたラフブル。
まずはkakkyさんのすべるようなベースで始まったのは…えーとあれはインストだったのかな。
そしてmorisueさんがリフを奏で始めると、すっかり耳になじんだ「真夏のシンデレラ」へ。
これまでラフブルは和音堂でしか見たことなかったのですが、おそらく今回もそうだろうな、と思ったのが
「morisueさん、もっと動きたそうだな^^」と(笑)。
さて、3回も見ていたら私自身知ってる曲が多くなってきますが、そこはラフブル!
前回は前半アコースティックバージョン、後半エレキバージョンの二部構成で、
アレンジの違う曲を楽しませていただいたものでしたが、
その前回にアコギVer.で私が初めて聞いた曲が今回はエレキVer.で聞けたり、
ラフブルの看板的存在とも言える「ヘイ!ヘイ!」でおなじみ「Midnight Train」が、
また違ったアレンジで楽しめたりと、見る度に新鮮です。
ウラ打ちという表現が正しいのかな?と思いながら聞いていましたが、
「シャッフルバージョン」だったそうなので、その考えは間違いではなかった…かな、と思います。
私が思うに、本日出演したバンドの中で「一番激しく動くギタリスト」はきっとmorisueさんではないかと。

その一方で、時折目に付いた光景が、Izumitaniさんを始めとしてメンバー同士のアイコンタクトが目立ったこと。
後でTaruさん、kakkyさんからお聞きしたところによると、モニター上の関係だったようで、
ラフブル自体これだけアイコンタクトがあるのも珍しいことなんだとか。
しかしながらそこはやはり、本番中でもしっかり目と目で通じ合う(←何かの歌詞から引用)のはさすがです。
やはり車のナンバーそろえるくらいチームワークのある皆様ですからね♪

数を重ねて来る人を飽きさせないバラエティに富んだ曲のセンスやアレンジで、
次はどんな風に楽しませてくれるのでしょう??


JELLY ROLL BALER

JELLY ROLL BAKER

不義理続きでなかなか見にいけなかったのが、やっと実現した2回目の参戦。
しかも私ときたらキリ番特典をそこで行使する鬼っぷり(苦笑)。
いやいや、先に言っておきますが別にタダで見れるからというそんなセコイ理由で行く決心したんじゃないんだからね。
行くの決めた後に思い出したんだからね(強調)。
でも後で
「2年近くも経って特典使っちゃってよかったんでしょーかσ^▽^;」
と聞いたら
「特典を使ってくれる方ってなかなかいないんですよ。有効期限とかないんで大丈夫ですから(うっちぃさん談)」
ということでした(笑)。ポイント集めるカード等でしょっちゅう期限切らすような私としては、
期限がない方がありがたいといえばありがたいかと(閑話休題)。

さて、この日のJRBは、一体いつからそういうステージネームになったのか、
もしくは密かに由来が気になるギターヴォーカルの"ジョージ"角谷さん、
寡黙なドラマーだけどた〜まに見せるレアな笑顔がたまらないオーミチさん、
そして実は私自身ベースを弾く姿を拝見するのが
この日でまだ2回目のうっちぃさん(ギター弾いてる姿を見てる回数のが圧倒的に多いのね^^;)に加えて、
強力な助っ人としてBoochinさんが上手ギターとして参加。
トリオバンドに加わったその存在感は…ただただ圧倒的の一言に尽きます。
角谷さんと違う音色で重ねていくギターソロだけでなく、
見たら何やら「プワ〜ン、プワワ〜〜〜ン♪」と妙なエフェクトのかかった音と、
Boochinさんの口に咥えられている透明の…ホース?管??ビニールパイプ???
それがその妙な音を奏でていて、それがあの、
見た目はおかしいけどサウンドとしては成り立ってて実に不思議な光景でした。
どういう仕組みでああいう音が出されてるのだろうと思ったのですが、
私は客席後方の左側にいて、角度的に見えなかったのでそれは謎に包まれておりました。
いやしかし、ステージングにもサウンド効果にもなってて実にユニークです。
「一番激しく動くギタリスト」がラフブルのmorisueさんなら、「一番踊りまくったギタリスト」はきっとBoochinさんでしょう。
そしてJRBと言えば忘れてはならないのが「なんでもボトルネック奏法」。
この日私はひそかに抱いていた野望を実現するべく、
角谷さんがステージを降りてきた段階でカバンをごそごそしてあるモノを手につかんでスタンバイ。
と同時にへっぽこデジカメ撮影も同時進行(忙しいやっちゃ)。
近づいてきた角谷さんにすかさず手渡したそれは……コチラです↓
メガネケース奏法♪

メガネケースでございます☆
うっすら見えてますが、私の普段使いのメガネが中に入っております(ド近眼+乱視です)。
さすがにメガネオンリーじゃ無理があるし、デジカメ渡しちゃったら写真撮れないし、
頭にとめてた櫛みたいなクリップ(バンスクリップという名前らしい^^;)でもボトルネック奏法には不向きだろう…と
短い間にいろいろ考えてたかどうかはおいといて、自分の渡したモノで演奏してる光景の実に楽しいこと♪
メガネケースだけどこのケースくれたのはコンタクトレンズの方でお世話になってるお店だったりして(オチ?)。

ちなみにこの日知る限りですが、折りたたみ傘とか
普通サイズの傘(いずれも柄の部分)とかリップクリームとかも大活躍してました。
あとは画像を見てもモノが何だか判明できなかったので割愛してます^^ゞ。やっぱここまで見てこそJRBですよね♪
で、その恒例のボトルネック奏法の間って皆さんの視線は角谷さんに集中しがちなんですが、
この時ステージの上にも目を配ればよかったと後になって悔やみました。
というのはBoochinさんとうっちぃさんによるダンスバトル?が繰り広げられてたというのです。
何でもBoochinさんがムーンウォークを、うっちぃさんが後ろ歩き(爆笑)を、弾きながらやってたらしいと…
こればかりは阿修羅像でもない限り同時に見るなんて不可能(謎)だったとは言え、
しまった〜!そっちにも気を配ればよかった!!と思ったのでした。
というわけでこの情報はうっちぃさんご本人の某所での日記からいただきました^^。