大阪ホールミサ2日目へ進む

聖飢魔II THE LIMITED BLACK MASS TOUR D.C.7
「恐怖の復活祭」
2005.12.6(TUE) 大阪厚生年金会館


私にとっては生まれて初めて、コピーバンドではない本家のミサ参拝となりました。
当日を迎えるまでは本当に精神的にも経済的にも(苦笑)いろいろありましたが、何はともあれついに迎えたこの日。
さあさあどうなりますやら。

時間は18:30ちょい過ぎ。活動絵巻などで耳に覚えのある、あの鐘の音と共に湧き上がる拍手と喝采。
そして「…ぶっひょ!」
そうです、本日の前説はライデン湯沢殿下でございます。
さすがに大阪だけに、話題は阪神リーグ優勝と、日本シリーズでコテンパンにやられちゃったこと(^^;)などなど。
あと覚えてるのは「平成のドリフターズ聖飢魔II」って言ってたことかな(爆笑)。
ドリフってバンドだけどコミックバンドじゃないスか(^^;)。

さて、ワタクシの時計で18:44、会場が隅から隅まで聖飢魔IIの世界に包まれる瞬間。
1名ずつ構成員が登場され、拍手が起きます。
活動絵巻ではない、その場でついに聞けましたゴジラの雄たけび!
そして「創世紀」!!腕が筋肉痛になる覚悟も、肩の骨が外れる覚悟も(オイ)できております。
やがて閣下の登場に、さらに歓声が。「ブヘヘヘヘヘヘヘ…期間限定再集結聖飢魔II、地獄の皇太子!」でミサが幕を開けました。
活動絵巻や、数々のコピーバンドさんによるライブで何度も聞いたこの曲を、今ホンモノがやってる!
当たり前かも知れないけど、聖飢魔IIの構成員による演奏を、コンタクトレンズ越しの肉眼(一応そうなる)で
目の当たりにする日が本当に来るなんて思わなかったんですよ。

間髪入れずに「有害ロック」へ。肩の外れそうな曲が続きますがもう理性なんてあってないようなもの。
それでも時々右手から左手にチェンジしてましたけどね(^^ゞ。
ここでもやはり「ホンモノの聖飢魔IIが…」なのです。
そして何よりギタセクによる美しいコーラス!
しかしだんだん曲が進むにつれて、いちいちそういうことに感動してたらキリがないのか、
途中からは少し冷静になりつつもやっぱり楽しいのでした。

閣下による客席との掛け合いの後、「大阪〜!期間限定再集結聖飢魔II、悪魔の黒ミサへようこそ〜!!」です。
「もうかりまっか〜!」「ぼちぼちでんな〜!!」なんて掛け合いもありましたね(^^)。

そしてここで構成員紹介です。
「名前を聞いて、失神するんじゃねえぞ」と紹介されますはライデン湯沢殿下。
「失神してもいいけど、失禁するんじゃねえぞ」はゼノン石川和尚。
「名前を聞いて失敬なことを口にするんじゃねえぞ」と怪人松崎様、
「名前を聞いて、失業するんじゃねぞ。On guitar, on your left side!」のルーク篁参謀、
「名前を聞いて、一緒に失楽園に行こうなんて思うんじゃねえぞ」とエース清水長官。
そしてエース長官によりますは
「名前を聞いて…しつこいヤツだと(会場大爆笑)、オレも思う」とデーモン小暮閣下へ。

ここで「早速イニシエーションの時間がやってきた」と閣下。
知ってる者はそれなりに、知らない者は新鮮に(笑)、
「ここに取り出したる一見何の変哲もない紅玉」と言えばこちらですね、
「青森県南部地方および岩手県地方において何と呼んでるか知ってるかー!」
「知らなーい!」
「知りたいかー!」
「知りたーい!」
です。そして
「紅玉のことを、ま○こうと呼んでいるのだー!」
「えー!?ウッソ〜!やっだ〜!バッカ〜!コマネチ〜!!」
…あと何か言ってた気がするけど忘れました(オイ)。
てなわけでやっとホンモノのイニシエーションが(*^m^*)。
何よりアレですね、こんなでっかい会場で、
堂々と「ま○こうー!」とそれも何度も叫ぶなんて、この先そうそうあるわけがないだろうから。

「それはこれが、悪魔の実だからだ!」ということはそうです曲は「アダムの林檎」。
ここでお待ちしてましたジェイル大橋代官の登場です!
この間は暫し第三教典時代の構成員でステージが続きます。
ワタクシ大橋さんのファンクラブに入っているものの、
動く大橋さんをナマで拝見する機会がなかなかなかったもので、
それがまさか悪魔の姿を拝むことになろうとは夢にも思っておりませんでしたね。
やっぱりジェイル代官のギターの音にせよ動きにせよ、
熱いロックを感じるものがございます…と、あくまでワタクシ観点ですが(^^ゞ。
ギターソロの後の片足上げるのもしっかり目に焼き付けておきました♪

続いては「APHRODITE」。
個人的欲望を言ってしまえば、正直「DEATH LAND」が聞きたかったです。
もちろん「APHRODITE」も好きな曲ですけど、
確か「これを最後に弾きたい!」と思った聖飢魔IIの曲で「DEATH LAND」をあげてらしてたのを大橋さんの会報で拝見したもので、
心のどこかで期待してしまったのかも知れませんね。

ジェイル代官のご紹介では
「名前を聞いて尻尾を巻いて逃げるんじゃねえぞ」と閣下。
そして恐らくやるんじゃないかと密かに予想してました「秘密の花園」。
また個人的になりますが、今回大阪ホールミサで私が着ていった戦闘服を作るために何度も何度も見た、
活動絵巻「オール悪魔総進撃!」で、何度も何度も衣装チェックを忘れて
巻き戻しては再生を繰り返した場面の1つが、
ジェイル代官登場シーンの「秘密の花園」だけに、これは本当にうれしかったですね。

今回正直驚いたのは「ジェイル大橋先生の社会派講座」と題されたトーク。
10周年、ラストミサにおいてもジェイル代官が長くMCするイメージってあまりなかったので、
ジェイルさんがあんなにいっぱいしゃべってる\(◎□◎;)/!と。
聖飢魔IIをただバンドだライブだと括ってしまうのが罪作りな気になってしまう理由のひとつが、全項目におけるMCの割合。
だからライブじゃなくて「ミサ」になるんだよな〜と関連してんのかしてないのかよくわかんないことを頭の隅っこで考えておりました。
議題は「嫌いなヤツをどうしたらいい!?」です。
「お話は、ジェイル大橋先生です(会場爆笑)」と閣下のご紹介の後、
ジェイル大橋先生の開口一番は「こんばんは」といたって普通(^^)。
嫌いな人がいない人って、全くいないことはなくても全体数から言えば少ないんじゃないかと思いますが、
今回のテーマは「嫌いな人を嫌いなままでいるのではなく、嫌いでなくなる方法」です。
嫌いでいるのは疲れるから、とおっしゃるジェイル先生からの考え方の提案。
相手が嫌いだと思うのは、相手を自分の鏡だと考えた場合、
相手の○○が嫌いだと思うのは、実は自分自身にある嫌いな部分が見えるからで、
「なるべく相手のいいところを探そう」ということです。

で、さっきの話に思いっきり矛盾してしまいますが
「最近起こった不愉快な出来事、人物を思い出してもらって、この曲聞いて首振って忘れやがれ」
と続きましては「鬼」。
さきほどの3曲とは打って変わって重たい雰囲気。
どこぞでワタクシ、何度ももうヘドバンはしないだのできないだの言ってましたが…無駄でした(自虐)。
そして聖飢魔IIのミサ参拝でヘドバンを卒業するだのしないだの言ってたのはきっと寝言だったに違いありません(自爆)。
結局年明け早々頭振っちゃいましたので…(^^ゞ。

さてさて一瞬冷静になってみて腰痛が復活してないかを確かめつつ(^^;)、
腰安めにナイスなタイミングでモンスター・リズムセクションでございます。
ここでゼノン和尚の肩に、ポップジャムで初めて(ブラウン管越しですが)拝見しましたあの大きな羽が。
ゼノ様の奏でる一音を合図にリズセクが始まりました。
ベースをタダのリズム楽器と思ってはいけません、メロディを奏でるリズム楽器なんだ!と再認識できる瞬間であります。
そのままドラムソロへ。
こちらも活動絵巻でしか知り得なかった「アチョー!」とか「グワワ〜〜〜ン(←これはRXでも見たか)」を、
悪魔のお姿のライデン殿下で拝見できました。
やはり人間のお姿だろうが悪魔であろうがパワフルなドラムは健在なのです。
それから怪人松崎様も加わり、RXのメンツで「はげ山の一夜」。
「はげ山〜」に関しては曲名があんまり自信ありませんが、
部分的に覚えてたフレーズと、その後活動絵巻で確認した限り多分これだろうという(^^ゞ。
あ、そう言えばセットの中央に階段があるんですけど、
ここでその階段がパカッと左右に開いてでっかい怪獣が出てきました。
そしてゼノン和尚が怪獣にお肉を与えており、怪獣くんは満足気(?)にお肉をくわえて去っていきましたです。

ここで「ヘイ大阪ー!」とルーク参謀が登場します。
ルーク参謀によりライデン殿下、怪人松崎様、そして「On bass &Big wing!」と紹介しますがゼノン和尚。
何とこの時ゼノン和尚、ステージ上手方向に歩きながら2歩くらいピョンピョンと飛んだのです!
「…と、飛んだ!?」と叫ぶルーク参謀、沸き起こる大歓声に混じって「かわい〜!」の声も。
このあたりでジェイル代官もご登場なさってたかと。
そしてルーク参謀は「ゼノンは段差に弱いんだよね」という話題へ。
そしたら「段差にやられちゃうんだよ段差に。もうたまらないわよ」と羽をお取りになって再登場のゼノ様。
キャ〜ゼノ様のオネェ言葉なんて初めてです!黄色い悲鳴が上がっておりました(もちろんワタクシも)。
さらにルーク参謀の方を見ながら「…いい男v私のタイプかもw」とゼノ様(確か投げキッスしてたよーな…)
ど、どうしたんですかゼノ様〜〜!!
ルーク参謀曰く「(オカマキャラを)やれやれと言われると悔しいけど、取られるともっと悔しい」だそうです(大爆笑)。
その後ライデン殿下も松崎様もオネェ言葉が出てまして、
「大阪の空気がそうさせる」とか何とか。珍しい光景を見た気がするな〜と。
そう言えば聖飢魔IIが地球デビューした年と、前に阪神が優勝した年が同じだって話もありましたね。
で、今回も聖飢魔II復活と阪神優勝である、と。

さて、「次はこの辺(両手で腰を指差して)行ってみようか?」とルーク様、悩ましげに腰を振って見せますが
「あ、見えない?ホラ」
律儀にギターを持ち上げて腰を見せてくださいました。
く〜相変わらずうらやましい腰つきです(地団駄中)。
両手を上に上げた状態で左にクイッ、右にクイッ、
そのままリズムに合わせて始まりますは「魔界舞曲」でございます!
今日はしっかり用意してきました羽扇子っっ!頃合を見計らって踊り狂わせていただきましたよ。

ところでちょっと自信がないのですが、「鬼」だったか「魔界舞曲」の時点だったかで、
エース長官からルーク参謀に代わってたんですよね。
メモに控えるの忘れてましたm(_ _;)m。

続きましては同じ「踊り」に関連しまして「MASQUERADE」です。
この曲は現役でTVで聴いたことのある数少ない曲の1つで、
デモルクでも聞けましたがやっぱ本家で聞けたのがよかったな〜♪
ルーク参謀とジェイル代官のギターバトルも迫力でしたね。

ここでジェイル代官は退場され、暫しRXによるご歓談。
何かさっきリズセク時にお肉食べてた怪獣の名前が「コウイチくん」っておっしゃってました(爆笑)。
確かこの時隣で「和尚大好きー!」って叫んだのが和尚に届いたんだよね、嘩惡裏(^^)。

松崎様の美しいピアノで始まります曲は「BAD AGAIN〜美しき反逆〜」、
そして「STAINLESS NIGHT」へ続きます。
この2曲はですね、自分の中でヤマ張ってた方じゃなかったのでちょっと意外な選曲でした。

ここで再びジェイル代官が登場します。ギタセク3名勢ぞろいでございます。
聞けばジェイル代官が聖飢魔IIを脱退されて以来、
実に19年ぶりに演奏されるという、それは何と「蝋人形の館」です。
毎度おなじみの「お前も蝋人形にしてやろうか」がちょっと時代背景が変わりまして、
何でも最近蝋人形工場が手一杯だから、
「お前も蝋人形にはしてやらない
になってました(爆笑)。あと
「お前は枚方の大菊人形にしてやる」
ってのがありました(大爆笑)。
そしてあの言葉を叫んで叫んで叫びまくってしまいましょう、
「時に19世紀末…」といえばもちろん「JACK THE RIPPER」へ。
もう首も腰も理性を失っておりました。ええ、遠慮なしに暴れてしまいましたとも。


アンコールの声の中、腰痛持ちはしばし休憩をば(^^ゞ。
数分後、エース長官が登場です。
「年忘れ青春のポップスオンステージ(だったっけ)へ、ようこそおいで下さいました(爆笑と歓声)。司会のフェスティバル村岡です(大爆笑)」
と長官。せ、青春のポップスって?フェスティバル村岡って??と思っているところへ長官、
むちゃくちゃポップスなギターリフを奏で、しかし歌詞は
「霧の♪立ちこむ森のおーくーふかーく〜♪」
…蝋人形の館だって気づくのに私は10秒弱くらいかかりましたが、
多分すぐに気づかなかった人は私だけではないはずです。
シメはもちろん
「ラーラララララララーララララララララーララ〜…Wo-h  wow wow wow(←ちなみにここはウラ声)♪」
でした。続いては「青春のヘビーメタルベスト10」だそうで、
長官による「トップバッターはこの方です!どうぞー!!」…と少し遅れて閣下登場。
「…名前を呼んでくれないと出てこれないじゃないか」
と少々ご不満気味(含笑)。

さて、閣下が立たれているステージ中央を拠点に、客席を左右で真っ二つに分けます。
ステージに向かって右側をエース長官組、左側がルーク参謀組で、ワタクシはルーク参謀組です。
おわかりですね、ただ今からそれぞれ別のコーラスを客席で行うわけなのですが、
エース長官組は低音パート、ルーク参謀組は高音パートを担当します。
そう言えばこれも初めて参加することになるんだな〜と忘れたところでいちいち感慨にふけるワタクシでした。
んが、それぞれエース長官が低音パート、ルーク参謀が高音パートをギターで奏でた後閣下が歌ってくださったのが、
高音パートを歌われた時微妙に音を外されていたため客席からブーイングが(^^;)。

では気を取り直して聖飢魔IIの演奏に合わせて全員で歌います「悪魔組曲 666番 変ニ短調」の「心の叫び」。
CD…じゃなくて大教典でも、ビデオ…じゃなくて活動絵巻でもなく、今その場で曲に参加できる喜び(^^)。
個人的に悪魔組曲で一番好きなギターリフで始まる「STORMY NIGHT」、
そして「悪魔の穴」「KILL THE KINGGHIDRAH」「DEAD SYMPOHNY」へ。

まだまだ終われませんアンコールの声(←にどさくさ紛れで座って休憩中^^;)。
再び6名の構成員の皆様の登場です。
曲は「GLORIA GLORIA」。
ただでさえギター3台だけに余計音が厚いような気がしてました、あくまでワタクシ観点ですが(^^;)。
そしてジェイル代官のギターで始まりました「FIRE AFTER FIRE」!
明日もあるとは言ってもやはりこの曲は暴れておいてしまいたかったもので。

大歓声の中、閣下からの
「オウオウオウ大阪ー!
せっかく早く帰って焼肉90分食べ放題
(ウロ覚え)に行こうと思ってるのに、
何べんも何べんも呼び戻しやがって、(長官とハモって)うーれーしーいーゾ〜!!
でございます。ラストは
「幸せは、歩いてこない、だから歩いていくんだよ…1日1歩、3日で3歩、さーんぽあるいて2歩下がる、じーんせいは…♪」
ってそれ「365歩のマーチ」だし(^^;)。申し合わせたように皆で手拍子も始まってました。
気を取り直して「早く行け、早く行け!見失わないうちに!」で曲はもちろん「EL.DO.RA.DO」です。

全編が終わり、ダミアン浜田殿下の「世界破滅への序曲」と共に再び本日ご出演の構成員の皆様をご紹介です。
「世界破滅〜」が流れ終わった頃に、閣下による後説です。
シメの一言は確か「お前に食わせる豚まんはねえ!」だったかと。
閣下のことだから恐らく蓬莱の豚まんでしょう(閑話休題)。



前説(ライデン湯沢殿下)


創世紀
地獄の皇太子
有害ロック

アダムの林檎
APHRODITE
秘密の花園

ジェイル大橋先生の社会派講座



Rhythm Section
Drum Solo
はげ山の一夜

魔界舞曲
MASQUERADE

BAD AGAIN〜美しき反逆〜
STAINLESS NIGHT

蝋人形の館
JACK THE RIPPER


EN.1

悪魔組曲 作品666番 変ニ短調
心の叫び
STOMY NIGHT
悪魔の穴
KILL THE KINGGHIDRAH
DEAD SYMPHONY


EN.2

GLORIA GLORIA
FIRE AFTER FIRE

EL.DO.RA.DO


後説


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