「ラフブル企画カバーdeナイト」
2009.10.10(SAT) at 京都和音堂

Rough & Blue主催のカバーバンドイベントです♪


Moodick

本日のトップバッターは、私がこれまで服部緑地で行われている千里ロックフェスティバルでしか拝見したことのなかった「Moodick」。

それでは注目の1曲目は、今年の千里ロックフェスでもやっていたゴダイゴの「銀河鉄道999」。
のっけから和音堂を80年代の世界へ引きずり込んでしまいました。
現役で聞いていたわけではなくても、この曲はあまりにも有名ですよね〜。
1曲ごとに曲紹介を挟みながら続きましては山下達郎さんの「Sparkle」。
山下達郎さん自身はかなり特徴…と言いますかむしろクセの強い歌い方だと思うのですが、
美らさんが歌うと透き通ってて聞きやすい歌になるんだなと感じました(山下達郎が聞きにくいって話じゃないヨ)。

さて実は美らさん、前日にお仕事の後、今朝の5時までカラオケしたらしく声がガラガラだそうです(「アホたれー!」と「ええ声や!」のツッコミあり…爆笑)
しかも次に歌うのは、これまでの曲よりさらに高いキーとのこと(苦笑)で、これまた山下達郎さんの「Ride On Time」。
この曲も今年の千里ロックフェスで聞けましたね。
言われてみたら確かに高音部がかなり辛そうなんですが、そのかすれ具合がかえっていい味を出しているので違和感なく聞けます。
最近この曲の原曲の方を街中で聞く機会があったんですが、私個人の好みで言っちゃうと美らさんの歌う方が好きだ(*^m^*)。

次はちょっと雰囲気を変えて、本邦初公開という安全地帯の「ワインレッドの心」。
80年代のJ-POPといえば私は小学生まっしぐら(苦笑)。
今でこそ滅多に見てないものの当時は結構テレビをよく見ていましたので
この頃の曲は歌えるかどうかは置いといてよく聞いていた曲が多いですね。
玉置浩二の切ない歌声が、美らさんのかすれ声(いやイヤミじゃなくて^^;)に乗せられて、
和音堂がワインレッドに染められていくようです。
ライブを拝見した数こそ少なくても、Moodickのやる曲って耳になじんでいてとても聞きやすい選曲ばかりなので、
安心して聞けるんだなっていうのがこの日改めてわかったような気がします。

ここで美らさんによるメンバー紹介。
mixiのハンドルネームと本名に加えて性癖まで紹介するという…未だかつてそんなメンバー紹介があったでしょーか(爆笑)。
美らさんがMなのは周知の通りですが(苦笑)。
確か全部で8人でやる予定でしたがコーラスの方が本日は来られない、と言うことで今回7人ですが、
和音堂のステージで7人はセッティング中のステージ見てすでに思ってはいたのですが「狭そう……」と。
ギターが2人いてキーボードも2人いてベース、ドラム、ヴォーカルに、本当ならあと1人コーラスがいた、というわけだったのですね〜。
狭そうだけど音数の多さは気にならなくて、まとまってたように思います。

次はちょっとド派手な演奏をやってみたい、ということで「ゼヒ一緒に口ずさんでいただいたら…」で始まったのは……おや????
早くも「ああ〜!」とか大爆笑の声も上がる中「ヘイ!ヘイ!」…ってそれラフブルの「Midnight Train」ではないですか!?
で、実はそこから曲はゴダイゴの「Monkey Magic」へとつながっていきました。
ラフブルのMidnight Trainを「カバーされた」という場面、気づけば2回も拝見しているという(爆笑)。
ちなみにその1回目はココ参照のこと^^。
曲の終わりには「Monkey Magic with Midnight Train」とおっしゃってました(大爆笑)。

ラストはいつもMoodickがやる曲という、角松敏生さんの「Beams」。
タイトル聞いたときはピンとこなかったのですが(恥)、イントロ聞いたら「いや多分どっかで聞いてるわ」と思って、
歌が始まったら「いやいや知ってるわ!」という(遅)。80年代のJ-POPをナメるな自分(爆)。
80年代にひたりたければMoodickをオススメしちゃいます!…あ、でも今年はもう年内ラスト、でしたっけ(^^ゞ。



トミーズ・ハイラックス


2番手はTO-MIさんがヴォーカルをつとめる「トミーズ・ハイラックス」。
カバーイベントといえども、きっとTO-MIさんらしく歌ってくれるに違いない♪と思いつつ、
誰の何をカバーするのかと言う前知識は全くないままでした。

ハロウィンが近いこともあって、オレンジ色の三角帽子を被って登場のTO-MIさん。
そして今回びっくりしたのが、Lida-Leeさんがドラムを担当!
実は私、Li-daさんがドラム叩いてるところは多分某所で見たことがあるハズ…なんですが、
お酒も飲んでないのにその日のことは記憶が9割がたすっ飛んでるのでほとんど覚えておらず…orz。
加えてこの日はLi-daさんのドラム&ヴォーカルも拝見。そう言えばLi-daさんの歌聞くのも久しぶりでございます。

まず1曲目は「SUPER DUPER LOVE」。これはSugar Billyの曲をJoss Stoneがカバーした曲、でいいでしょうか。
多分どっかで聞いたことがあるような気がします。カバーなんですが、
TO-MIさんが歌うとオリジナルに聞こえてしまうのは私だけではないハズ。
それくらい、TO-MIさんらしく歌い上げております♪

ところでTO-MI(とーみ)さんなのになぜバンド名が「トミーズ・ハイラックス」なのかという素朴な疑問。
何か本来はトーミズ・ハイラックスのはずが間違えて表記されたのがそのままになったという話をどこぞで拝見したと思うのですが、
うしろのハイラックスというのはこのバンド内にハイラックス・サーフ(←トヨタの車種)に乗ってる方が2人いらっしゃるから、だそうです。
なるほどわかりやすい^ー^。

次の曲はTO-MIさんが初めて歌うという、DEEP PURPLEの「CHILD IN TIME」。
あちこちでカバーされてるのでさすがの私でもだいたいわかったんですが、
ベースとハモンドオルガンのからむ、イントロの早い段階で歓声が上がってましたね。
これまたTO-MIさんが歌うとどうなるんだろう?という楽しみがありました。
出だしは低めのキーですが、しっとりと聞かせてくれます。
この曲と言えば「Ooo-ooo-ooo-ooo…♪」と、「Aaa-aaa-aaa…♪」とかなり高音になるところがありますが、
後ろの方でもう一つ声がするな〜と思ったら、角度的によく見えなかったけど多分Li-daさんの声が重なってたんだと推測。
いやはや何ともすごいものを聞かせていただきましたよ。
DEEP PURPLEの曲はメドレー形式で演奏され、続いては「HUSH」へ。
「Nah, nah-nah-nah, nah-nah-nah, nah-nah-nah♪」の部分を皆で大合唱します☆
曲調べの旅でYouTubeにて原曲聞いてみたんですけど、改めてコピーではなくカバーだと実感しますよ。
や〜聞いてて気持ちいいです。アップテンポでTO-MIさんも楽しそうに踊りながら歌っております。

さて、先ほど全力で1曲踊って結構しんどかったこともあって?次はしっとりとした曲「TENNESSEE WALTZ」へ。
これは原曲がPatti Pageの曲ですが、途中で日本語の歌詞があったということは…綾戸智恵さんあたりのバージョンになるんでしょうか?
さっきまでのDEEP PURPLEとはかなり雰囲気がガラリと変わりましたが、こういう曲まで歌えてしまうあたりがさすがだなぁと。

続いては「私、最近太りまして…」とTO-MIさん。こんないらん脂肪じゃなくて、
お金が増えてくれたらいいのに…という曲だそうです(笑)、The Beatlesの「MONEY」。
途中で「もっとお金がほしいなぁ!」っていう心の叫びもありました(爆笑)。

私は知らなかったのですが、この日虹が出ていたそうです。
その虹を見たら向こう側へ行けそうな、天国の扉をノックできるかもしれない…
そんな曲はもちろんBob Dylanの「KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR」で決まりですね☆
私、この曲はテレビの音楽番組でB'zがカバーしていて初めて知りました。
かなり年数経ってから原曲のボブ・ディランの音源を入手したんですけど、かなりいろんな方がカバーされてるみたいなので、
もっと他のバージョンも聞いてみたいなぁと思っていたところでした。
そしたらTO-MIさんバージョンで聞けたので何か得した気分でした♪

ここで、次の曲はメインで歌うのが何と後ろでスタンバッている、メイクはばっちり☆なLi-daさんです。

「皆さんは、左右で60万円というスニーカーを履いたことがありますか?」

というLi-daさん。
左右で??と首をかしげていると、現時点でLi-daさんが履いているのが、
NIKE(ナイキ)のエアマックス85(だっけ)というスニーカーなんですが、どこぞでそれが1足30万円で取引されてるらしいとか
。しかもLi-daさんは左右色違いで履いているため、合計60万ということになるようです。
でも底が年数の経過と共にはがれやすいため、底が抜けたがためにドラムシューズとして役に立っている、というオチでした。

それでは次はTO-MIさんも小ぶりのアコースティックギターを持って(実際見たら本当に小さい)、
Li-daさんがメインヴォーカルをとりますFreddie Kingの「GOING DOWN」。
TO-MIさんとは当然違うタイプの声なんですが、どちらもハイトーンで歌うタイプなんだよねぇ…
一体どこからそんな声が出てくるんだろうε=( ̄◇ ̄;)。

「今日はええ感じでリズムが重い」とTO-MIさん。
何事かと思いきや、何とLi-daさんがそれまで着ていた赤いブラウスを脱いで、中には…ええとこれは何でしょう?
何か筋肉矯正ギプスみたいな感じ(間違ってたらスミマセン)。
そんな感じで気合いも入ったところで(?)最後の曲は「GOT MY MOJO WORKING」。
原曲歌ってたのがMuddy Watersって人らしい。
結構ブルース色の強い曲ですが、どちらかというと踊りたくなるような感じで、座って見てるのがもったいなかったかも知れませ…んが、
この時ワタクシほとんど脚を椅子と椅子に足が挟まれた状態で身動きが取れなかったので、
リズムに合わせて上半身を軽く左右に揺らすのが関の山でした…(^^ゞ。
いやしかしとても楽しかった!ので2週間後のSilver Wingsでのライブも見に行くって言っちゃいました♪



The 寺内貫太郎一家

突然ですが、テレビドラマ「寺内貫太郎一家」といえば、
きん婆さんが壁にかかった沢田研二のポスターに向かって「ジュリィィィ〜〜〜!!!」と身もだえしながら叫ぶシーン。

現役で見てたわけがないのにこの場面を何故か知っていたワタクシ(笑)。
なので今回ジュリーのカバーをするRough & Blue+うっちぃさんのバンド名が「The 寺内貫太郎一家」に決まったと知った時、
由来が一瞬にしてわかってしまったのでした(多分再放送とか特番で見たんだと思うよ^^;)
ということは当日私も含めて大勢の人が樹木希林(前の芸名が悠木千帆、でしたっけ)と化すだろうことがだいたい予想がつきました。

さてさて、ステージの上はスタンバイ完了、「こんばんは〜!The 寺内貫太郎一家です!」とmorisueさん。
「ここは寺内家の壁で、これはジュリーのポスターです」と、ジュリーのポーズを決めて静止状態のTARUさんを指し示します。
先述のきん婆さん役の樹木希林になりきったつもりで、皆で「ジュリィィィ〜〜〜!!!」と叫んだら曲が始まります。
聞けばご丁寧にジュリーの黒子までマジックで書いているという入れ込み様。
TARUさんの声でどのようなジュリーが聞けるか、とても楽しみです。

それでは一斉にポスター↑に向かって叫んじゃいます。せーの、


 「ジュリィィィ〜〜〜!!!」←せっかくなので「黄色い声」ということをビジュアルで表現してみる^^


この声を合図に始まりましたのは「カサブランカ・ダンディ」。
ラフブルで何度か聞いているTARUさんの歌声ですが、かなり甘くて色気のある声です。
歌えるかどうかはさておき、さすがにジュリーの曲なので聞いたことはあります。
「あんたの時代はよかった〜」のところはかなり色気を感じます。
この曲には酒しぶきを飛ばすと言うシーンがあるそうですが、それになぞらえたのでしょう「シャボン玉を飛ばす」という演出もありました。
間髪入れずに続いてはあの振り付けで始まる「ダーリング」!
これももちろん知ってます!
さらに続いては、今年の千里ロックフェスではおぶドライブがやっていたのでイントロでわかってしまった「勝手にしやがれ」です。

改めまして「The 寺内貫太郎一家でーす!」とTARUさん。
今回対バンのMoodickやトミーズ・ハイラックスがさまざまなバンドをカバーしたのに対し、
こちらはあくまで「沢田組」(会場爆笑)とのこと。
(西城)秀樹も(野口)五郎も何もありません!とも(あ、でも「寺内貫太郎一家」の次男って秀樹だよね^^)

続いてはしっとりとバラードで行きましょう、うっちぃさんが椅子に座ってアコースティックギターに持ち替え、
morisueさんのストラトの音色が重なり曲は「時の過ぎ行くままに」。
今まであまり深く考えずに聞いておりましたが、一応昭和歌謡ですよね??
でもmorisueさんのこのギターリフ聞くだけでも、ただ歌謡曲というにはもったいないくらい、
構成の複雑な曲が多いような気がします。
って素人の分際で偉そうに……すみません(逃亡)。

続いてそのままNorioさんのスネアで曲が…と思いきや、あれ???すぐにストップ。
「Norioー!」とヤジ(?)が入り会場大爆笑。「何でもありませーん!」とTARUさん(会場爆笑)。
気を取り直して(笑)メンバー紹介へ。
今回Rough & Blueではなく、The 寺内貫太郎一家ですので本名言いません!ということで
まずはヴォーカルのTARUさ…ではなく「ジュリー」さん^^。
再び会場が樹木希林と化す瞬間でもあります。
「お店(和音堂の中)だけにしてね〜^^;」
とTARUさん。
「外で絶対に呼ばないでね。河原町でジュリーっていうと別の意味になるから」
と……検索してみて意味わかりました、多くは触れないことにしましょう^^;。
続いて今回ラフブルのメンバーにもう1人加わったフライングVのギタリスト、
いわく「寺内家に婿養子」という、うっちぃさん。
立ってMCしてるのに「うっちゃん立ってー!」と言われて
「立っとるわ!」とか「ちっさい言うな!」とうっちぃさん(大爆笑)。
ここで2週間後に予定している、Silver Wingsでのライブ告知を。
うっちぃさんがベースを担当しているJELLY ROLL BAKER主催のライブイベントが開催されます。
先ほどのトミーズ・ハイラックスも出演します。見に行く予定です^^。
続いてmorisueさ…ではなく「モリー」さん。
そしてベースの「カッキー」さん…あ、ラフブルでは「kakky」だからある意味一緒ですね。
そしてドラムのNorioさ…ではなく「のりピー」さん(会場大爆笑)。
で、またさっきと同じように曲が始まろうとして停止(さらに大爆笑)。
「何でもありませーん!!」とTARUさ…あ、「ジュリー」でしたね^^。

今度こそ気を取り直して「のりピー」さんのドラムで勢いよく始まったのが「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」。
この曲実はあんまり知らなかったです(^^ゞ。
曲の後思わぬハプニングが。何と

「スネア(のヘッド)が破れました」

…えええええ〜〜〜!?ドラムはヘッドやシンバルなど消耗品だらけなのは予備知識(謎)として知っていたつもりでしたが、
ライブの最中にスネアが破れたってのは初めて聞きました。
のちにNorioさんにも聞いたら、「僕も長いこと(ドラムを)やっててこんなの初めてです」とおっしゃってました。
その破れたスネアのヘッドを見せてもらったら、見事に破れて穴まで空いちゃってました。
このハプニングですっかり笑いのツボが集中してしまったかも(爆笑)。

またまた気を取り直してドラムで曲に入ろうとするも、また始まりかけて停止。
再び飛び交うヤジ(笑)。「のりピー!」コールが起きます(爆笑)。
改めましてしっとりと聞かせてくれます「おまえがパラダイス」、雰囲気を変えて勢いよく「恋のバッド・チューニング」。
やっぱジュリーってロックだわ、と実感した瞬間でもありました。

いやいやしかし…まだ、聞いてない曲あるよね???
ジュリーといえば…沢田研二と言えば、パラシュートでしょう!
さすがに和音堂でパラシュートの仕込みはないでしょうが、そうですアンコールには「TOKIO」。
この時だったかな、風船が飛びましたよ。
ジュリーのステージ効果を、最小限にして最大限に再現してくれましたね!
ちゃんと音源買ってみようかな…という気持ちにしてくれるすばらしいステージでした。

P.S.ジュリーのポスター(笑)のみ美らさん撮影。あとの画像はワタクシ撮影です。

P.S.その2 セットリストは美らさん、TO-MIさん、うっちぃさんよりご提供いただきました〜。